事故があった時、エアバックの有無でケアの度合いが変わってくることはあります。
エアバックは、採用されている車の数をみるだけでも、あったほうがいいのは間違いありません。
そんなエアバックですが、過信するのもよくはない。
こちらの車ですが、激しくフロント右を損傷しています。
これだけの損傷なので、運転手は怪我をしていてもおかしくはないです。
では肝心のエアバックはどうなのか?
驚くべきことにエアバックが開いていません。
これを見る限り、何のためのエアバックだよって言いたくなりますよね?
原因はこちら。
エアバックのセンサが無傷です。ここにダイレクトな衝撃が加われば、間違いなくエアバックは開いていたであろう。
ですが奇跡的にセンサが無傷なので、このような結果となっています。
軽自動車では運転席と助手席のエアバックだけになりますが、小型車以上になるとカーテンエアバッグなど、その数は増えていきます。
エアバックがあったおかげで一命をとりとめた!という人もいるでしょうし、残念ながら今回のようなケースもあるということです。
ただしここまで潰れているのだから、センサに波及した振動でも展開してほしいよなぁって思ってしまいましたけどね。
エアバックが開く開かないだけで、修理代も大きく変わってきますから。この車両は全損となりました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。