エアバックのリコール作業

ついに我が社のお客さんのエアバックリコールが開始しました。うちの整備工場は、一応全てのメーカーを取り扱っているので、リコールまみれです。

うちの工場のリコールの対応としては、ディーラーの販売店よりダイレクトにリコールの通知がユーザーに渡ります。これをみたユーザーが我が社に問い合わせの電話をかけてくるのがほとんど。8割以上がそうですね。そして、リコール内容を調べて最寄りのディーラーに予約を入れる。予約を入れたら当日に車両を預かって、ディーラーまで運んで最後に納車といった流れになります。当然うちの会社には1円のもうけもありません。

これは車を販売している会社の義務でもありますからね。リコールということは無償修理です。先輩の中にはディーラー上がりの人もいるんですが、先輩が勤めていたM系ディーラーでは当日の作業順位として1番にリコールを持ってくるそうです。やはりリコールが一番ユーザーに迷惑をかけてしまうというのがその理由の一つ。

車検整備など、預かれる車に関しては受け入れ検査と分解をして、整備内容を確立して部品発注した時点でストップ。とりあえずリコール車両を優先に作業をすすめるそうです。

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リコールの内容いかんによっては、業販をしている整備工場に依頼してくるケースもあります。三菱系統のリコールはよく代わりにやってあげています。あとダイハツもかな。終わったあとに記録簿に記載して、ディーラーに必要種類を添付すると、リコール完了ということになり作業工賃を頂ける流れになっています。おそらく数が多いリコールに関してはこのように業販店にも協力をあおいでくるのかもしれないですね。

そう考えると、タカタのエアバックリコールはこちらにも話がくるかもしれない。いや、特に最重要部品であるからして、それはないかな。

何れにしても、助手席のエアバックは取り外しが簡単な車とそうでない車があります。簡単な車は、グローブボックスを外して内側からエアバックのカプラーと固定ビスを外すだけ。そうすればエアバックは外れますが、バブリーな頃の車は、結構やっかいらしいです。

このエアバックリコールはもはや300万台といわれているわけで、相当な数ですよね。こちらとしてはいくらでも協力をしたいと考えていますが、部品供給が追いつかないと駄目ですしね。

うーむ。大きな問題だ。

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