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高速道路を走行した後は要注意!虫がエアコンの効きを左右する可能性あり

夜に高速道路を走ったことがある人はわかると思いますが、バンパーなどにものすごい虫が付着しているのがわかります。

車のヘッドライトの明るさに寄せられてくる虫。飛んで火にいる夏の虫というやつです。これ、放っておくとエアコンにちょっと影響が出てくる話です。

こちらの車両、なんと新車6ヶ月点検入庫した車。コンデンサのフィンにかなり虫がついているのがわかります。これを放っておくと、エアコンの効きに影響がでてきます。

まずエアコンのコンデンサが何をしているか?

車のエアコンは冷媒であるガスを使って室内を冷やしています。コンプレッサーで温度が高くなり圧力が上がったガスをコンデンサで液化します。

ざっくり工程をいうと、液化された冷媒がエキスパンションバルブでエバポレータ内へ噴射され気化されます。その気化熱を使ってブロアファンで冷たい風を送風する。

コンデンサが詰まってしまうと、コンプレッサから送られてきた高温高圧の冷媒をうまく液化できなくなります。その後にレシーバーなどの補助がありますが、コンデンサの性能でエアコンの効きが相当変わってくる。

以前こんなことがありました。エアコンがの効きがアイドリング時にめちゃくちゃ悪いという車。診断したら、コンデンサの電動ファンが回っていなかった。

走ってる時は走行風が抜けるので、コンデンサの役割を果たしてくれます。しかし信号待ちなどでは走行風は入ってきません。電動ファンがコンデンサへ空気を流して冷やすのですが、この電動ファンが壊れていたので、アイドリング時のみエアコンの効きが悪かった。

こんな事例もあります。山道を走り回る作業車。エアコンの効きが悪いということで、診断してみるとコンデンサに泥がびっちりと付着してしまっていました。

まったく空気が通らないような状況です。コンデンサを綺麗に洗浄したらエアコンの効きは正常に戻りました。

コンプレッサやエアコンガスに問題がなければ、エアコンの効きを左右する部品の一つがコンデンサです。

高速道路を夜間に走ると虫がつきます。この虫を走行後にきれいにしておかないと蓄積してきて、コンデンサを詰まらせてしまう。

つまりエアコンも効かなくなる。さらには、今の車はコンデンサとラジエターは真後ろにマウントされているので、オーバーヒートをする可能性だってあります。

コンデンサに虫などがくっついていたら、内部に詰まる前に取り除いておきましょう。ただしフィンを傷つけないようにです。

細いマイナスドライバーなどで、ゴミを除去するだけでも大丈夫。コンデンサが詰まるとエアコンの効きが悪くなります。

高速道路をたくさん走る人は要チェックです。

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