ホンダのアクティバン HH4ですが、水温が上がらなくてヒーターが効かないということで入庫しました。疑う余地なくサーモスタットを交換することに。
アクティバンのサーモスタットは、エンジンの真下に付いています。ベルトカバーの近く。ヒーターホースが2本繋がっているのでわかりやすいです。
サーモスタットの交換は10mmのネジを3本外すだけなので、とても簡単ですが問題はそのあとのエア抜き作業です。これが骨が折れます。
サーモスタットのハウジングを外すとクーラントが勢いよく出てくるので注意してください。
取り外したら、綺麗に掃除しておきます。ゴムパッキンなので簡単です。
左が新品で右が古い方です。右側のサーモスタットはやはり開き気味でした。
新品のサーモスタットにパッキンをつけて、サーモハウジングにセットします。
パッキンがねじれないように注意してください。
取り付けたらクーラントのエア抜き作業に入ります。
このアクティバンにはリヤヒーターが付いていないので、エア抜きのブリーダーは4つあります。車両の下のヒーターパイプに2箇所。
エンジンのインテークマニホールドに2箇所。
なんとも最悪なのが、冷却水を注入するキャップがグローブボックスの下付近なのです。
やりにくいところにある・・・。
エア抜きの説明書きがエンジンフードの裏に貼ってあります。
コツとしては、エンジンの回転をいたずらに上げないこと。2000回転ぐらいまででうまくエアを抜いていきます。
エンジン側は簡単に抜けるんですが、問題はヒーターパイプの部分なんですよね。
ようやくエアが抜けました。一通り終わったらエンジンを冷やしてクーラントのサブタンクの量を調整しましょう。
サブタンクは書き忘れましたが左のスライドドアを開けてステップ部分です。
アクティバン サーモスタット交換でした
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。