ホンダのアクティです。
お客さんから前にも後にも動かなくなった!
というわけでレッカーされてきた車両。
MTなので、クラッチが滑ったのかと点検。
クラッチをつないでも確かに駄目。なんかペダルを踏むときに
変な足応えがある。
途中まで軽くて、途中から重い。
ちょっとミッションを下ろさないと駄目っぽいので、下ろして確認
ミッションを下ろすと
やはり残量ゼロのクラッチディスク
しかし原因は他にもあった
ディスクとメンドラシャフトのスプライン、ここの潤滑がまったくゼロ状態で、
クラッチのレリーズフォークを動かしてもディスクがすんなりと移動しない。
これでは切れが悪くなって当然。
もともとこの車はギヤの入りが悪いとお墨付きだった車両。
クラッチにトラブルをかかえていたとは思っていたが、
ここまで動きが渋いとは思わなかったね。
ディスクとカバーとベアリングを新品に換えて
クラッチグリスをなじませて塗り込んだら
修理完了!
クラッチOH時には専用グリスを塗布します。
ミッションなんか10万キロに一度下ろすくらいで十分だもんね。
一般的な使い方をすればさ。
そのためには耐久性のあるグリスをチョイスする必要があります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。