今はアルミホイールって
本当に多く履かれているホイールだと思います。
純正が鉄ホイールに対し、デザインなどから
ホイールをアルミにする方は多いでしょう。
MHOもその一人。
しかーし、アルミホイールをなめてはいけないのです。
なめては危険です。
ぺろぺろ舐めても当然危険です!!
冗談はさておき、アルミという材質は鉄に比べて柔らかいというのは
イメージ的に分かると思います。
これが曲者。
アルミホイールはきちんとしたホイールナットを
規定のトルクで締め付ける。
100kmほど走ったら必ず増し締めをする
この2点は守らないと、ネジが緩んだりしやすいのですよ。
MHOも車検で預かった車で、ちょっとへんなアルミホイールで、しかも
微妙に合わないホイールナットを使用しているケースによく遭遇します。
当然整備士の立場からまずは、きちんとしたナットに変えさせてくれ!
とお伝えするんですが、
「いつもそれを使っている!こっちで責任取るからそのまま通してくれ!」
と、おっしゃられるケースが殆ど。
ホイールの座面やネジの接触面を綺麗に清掃して、規定トルクで締め付けて
車をお返しする。
でもちょっと気になるので、1ヶ月位してお客さんの家の近くを通ったから
トルクレンチでまし締めさせてもらったら
やっぱり少し緩んでいた
なんて恐ろしいケースがよくあるのです。
タイヤ屋さんなどでホイールを新品で買うときは大丈夫ですよ。
確実にホイールナットもセットで販売になるはず。何故ならそのやばさが良くわかっているから。
でも、家にかえって純正ホイールとホイールナットを下ろしたりしますよね?
そうすると、純正ナットがなくなって、スタットレスタイヤにまたアルミで使っていたナットを使いまわしたりして、とうとう夏にアルミに履き替えるときに純正のホイールナットがついていた!
なぁんてケースが上の画像。
MHOはお客さんによくお願いすることは
ホイールナットは2セットあるのなら必ずトランクにでも閉まっておいてください。
ということ。あと、特殊なナットを緩める工具も家に置きっぱなしでタイヤが外せなくて車検1日棒に振ってしまったということもあるのです。
ホイールナットは常備あまりがあったらトランクに入れておく。
これを習慣付けておくと、もし不慮の事故でナットがなくなっちゃったときの
応急処置なんかにも使えて便利です。
とにかくアルミホイールは甘くみないようにしましょう。
タイヤ交換をしたら、しばらくして必ず増し締めをする習慣も身に着けましょうね。
MHOでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。