基本的に車屋さんはお客さんの車を整備する際、引き取りにいくか車両を持ち込んでもらうかのどちらかになります。
うちの会社は昔がたきで引き取りに行くケースもたくさんあるのです。
車屋さんをやってるといろいろな車に乗れるチャンスが到来するわけですが、
時にプレッシャーになることもあるのです。お客さんは車屋さんは何でも知ってると思ってるきらいがありまして、
それはそれはプレッシャーなのです。
一番良く感じるのが車を引き取りに行くときお客さんに見送られることが殆どなんですが、
時に操作方法に戸惑うことがあるのです。
ここ最近の最たる操作難儀と感じるのがエンジン始動方法。
昔のように一貫して鍵をキーシリンダーに入れて、イグニッションスイッチをONにすれば
エンジンがかかるのであればいいんですが、最近の車はエンジンのかけかたが変わりつつあるので
困ってしまうのですよ。エンジンプッシュボタン式からスマートキータイプ。
初めてプッシュボタン式を預かった時は見事にエンジンが一発でかけられませんでした。
プッシュボタン式はブレーキを踏んだ状態で押さないとエンジンはかかりません。
それを知らなかったので思わずその場で説明書を開いたこともあります。
あと外車がわからない。初めてスマートを取りに行ったときは鍵を差し込む場所がわからなかった。
スマートは確かセンターコンソールのシフトの近くだかにあったんじゃなかったっけ?
とまあエンジン始動ひとつ取ってみてもこの有様なわけです。
サイドブレーキのレバーがセンターコンソールになくて右側についてる初代エスティマ。
シフトがコラムにある古いマニュアルのアトラスなんかシフトポジションが全くわからなかった。
しかもシフトリンクの各ブッシュがへたっていてまともに操作しても入りづらかったり。
お客さんにしてみれば
「この人大丈夫かな。」
なあんて印象になってしまうわけです。車によってワイパーのスイッチすらわかりづらいのもあるんですよ
こればかりは経験を積むしかないというわけで、工場に入庫した車は操作位は全て確認するようにしています。
それにしても最近の車の進歩はめざましいものがあると同時に、それがプレッシャーになっている自分がいた。
というオチでお願いします
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。