前回の車検で、オイル漏れを修理した車がありました。
2年たって再び車検で預かると、またもオイル漏れをした形跡がありました。
オイル漏れをしている箇所は、オイルポンプであると断定しました。
前回の車検では、クランク・カム・オイルポンプ・オイルポンプのパッキンまで交換してあります。
一応、全てが気になるのでタイミングベルトを外して点検してみると、もれていたのは
オイルポンプだけであった。オイルポンプのオイルシールは交換してある。
オイルポンプのオイルシールはオイルポンプのボディをエンジンから取り外して正確に
打ち込むことが可能な場所である。実際に外してみたオイルシールを点検しても悪くない。
ということで、やはり製品不良だという結論に達しました。
製品不良なのは、バランサーシャフトのギヤとオイルポンプのギヤ。そしてオイルポンプのスプロケットとオイルポンプのボディである。
もしかしたらバランサーの偏った力がオイルポンプのギヤ自体をまわして、一部にだけスプロケットなどに力がかかるのかもしれない。
再発するのをおそれてオイルポンプをASSYで交換することになりました。
これはディーラーに話して部品を供給してもらいました。なので、発生するのは工賃のみ。
お客さんに工賃を請求するわけには行かないから、工賃は我が社でみることに。
つまりタダである。
それにしても腑に落ちないところがたくさんある。もはやこのオイルポンプ漏れはバランサーによる影響が大きいのではないのかと思った。これで2年後にまた漏れていたら、次はどうしてくれようか・・・。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。