固定概念は危険。マニュアルの注意点とは

お恥ずかしい話しですが、
先日ちょっとした失敗をしてしまいました。

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トヨタ カムリ

先日、修理依頼のカムリを引き取りに、お客さんが勤めている会社まで行ってきました。
カムリはオイル交換から始まって、バッテリーの交換、そのほかウェザーストリップの交換などなどなかなかこだわりの整備依頼でした。

お客さんの会社について、携帯電話に電話をすると会社から出てきてくれたお客さん。鍵を渡されて早々に会社に戻っていかれました。

ここまでは普通。

僕が陥った失敗はこの後です。会社の広い駐車場から、お客さんのカムリを探しました。
結構な敷地でナンバーを見てさがしてみたら、あった。

ここで会社の同僚と別れて僕がカムリを運転して帰る事に。

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車に乗り込んだらこんな状態だった。

座布団がしいてあり、シフトにはタオルがかかっていた。年式から想像するとやはり綺麗な状態を保っていたカムリ。

早速エンジンをかけて、会社に戻ろうとしたとき失敗をしてしまった。

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イグニッションスイッチをスタートにまわした瞬間

「ぐぉんぐぉんぐぉん」

セルモーターの音がいつもより弱く感じられたのは当然だった。
この車両はマニュアルだったのだ。

そして、ギヤが入れられてサイドブレーキが引いてある状態だった。

ギヤがはいった状態でセルを回したから、サイドブレーキを引いてあったとはいえカムリは微量ながら前進をした。

まさに鳩が豆鉄砲を食らったような状態になった。

基本中の基本である失敗を犯してしまった。幸いだったのは広い駐車場であって、回りに何もなかったこと。もし壁にギリギリに車が止まってあったらぶつかっていただろう。

何をやっているんだろうか・・・

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僕が陥ったミスは、まさかこの車両がマニュアルであるとは全く思わなかったこと。
そして、シフトレバーにタオルがかかっていて、エンジンをかける前に目視が出来ていなかったこと。

この2つが敗因でした。

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幸いお客さんにはその瞬間を目撃されていなかった。もし目撃されていたら、かなりの不信感を抱かせてしまっていただろう。

当然ですが、もし車両が発進して何かにぶつかったときは正直にお客さんと上司に連絡をして弁償をするつもりです。

固定概念を持っていると危険だということが良く分かった。

さらについていなかったのは、この世代のマニュアル車にはクラッチペダルにスイッチがついていないこと。
今のマニュアルはクラッチペダルにスイッチがついていて、クラッチを踏み込まないとセルが回らない。
その状態であれば気づいていただろう。

そして、もうひとつ。ボクは自分の車もマニュアルですが、車を止めるときは必ずニュートラルの状態でサイドブレーキを引く癖をつけていた。

これは誤った操作方法なんですが、僕の中ではギヤを入れた状態で車を止めておく行為は想定外であるのでした。

全てを踏まえて、これからはエンジンを始動する前に、よく車両のミッションを確認しようと思っています。

それにしても九死に一生をえたような経験となった。

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コメント

  1. nao より:

    この話で怖いのは、MTならクラッチを踏んで、ATなら
    ブレーキを踏んで、エンジンを掛けるという基本的に
    癖にしとかないといけない事をしてない点ではないでしょうか?
    クラッチ踏もうとした瞬間に気が付きますよね?

  2. MHO より:

    おっしゃる通りだと思います。エンジンをかけるときはちゃんとシートに座って各部を点検してからONにしないとダメですね。