いすづエルフです。
いすづエルフ
15年式
形式 KR-NKR81EA
原動機 4HL1
という車両ですが、お客さんからの修理依頼は
燃料の水抜き警告灯が点灯したので修理してくれという依頼。
それとエンジンオイルとオイルフィルターも交換してくださいと。
いすづエルフ
15年式
形式 KR-NKR81EA
原動機 4HL1
この4HL1というエンジンは、コモンレール採用の新型ディーゼルエンジン。
オイルとオイルフィルター交換でエンジンオイルは10リットル入ります。
ちゃっちゃと交換をすませて、問題の燃料の水抜き警告灯に取り掛かることに。
走行距離は30020km。
実はこのいすづのエルフは3万キロ走ったら、メーターの水抜き警告灯を点灯させるシステムになっています。
燃料フィルターに水が入ろうが入るまいが、3万キロで点灯します。
これは燃料系統を保護するためですね。
燃料ポンプやコモンレールシステムなどに水が混入すると、燃料系統を壊しかねないので
水抜き警告灯が点灯するようにできているそうです。
なので、燃料フィルターは3万キロに一度交換をするように促していると。
というわけで、今回もエンジンオイルとオイルフィルターと燃料フィルターを交換しました。
が、燃料フィルターを交換しただけでは3万キロ時点での水抜き警告灯は消えてくれない。
このエルフの水抜き警告灯のシステムをリセットさせる方法は
水抜き警告灯リセット方法①イグニッションキーをONにする
②ライトスイッチをON、OFF。これを3~4回繰り返します。
そうすると水抜き警告灯が点滅します。水抜き警告灯が点滅したらリセットが完了。
③としてイグニッションキーをOFFにします。
もう一度イグニッションキーをONにすると、点灯しっぱなしだった水抜き警告灯は消えています。
また3万キロ走行時に点灯するというわけですね。
以上いすづエルフの水抜き警告灯のリセット方法でした。
年式によってやり方がかわります。車両形式が今回の車両と似ている、もしくは近い年式のものは
この方法で出来ると思いますのでやってみてください。
因みに燃料フィルターは3万キロに一度交換するようにしてくださいね。
コモンレールディーゼルはエンジンオイルをマメに換えないといけません。
オイル燃料がたまって希釈されやすくなります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。