調整が難しいウインドウレギュレーター

本日は調整が難しいウインドウレギュレーターというお話について。
パワーウインドウってもはや軽トラックにも採用されるくらい普及が進んでいる車の電子部品です。
構成しているのは、モーターとレギュレーター。モーターのスイッチを入れると、レギュレーターが動き出してレギュレーターに固定されているドアガラスが上下するというもの。
故障が多い部品でもあります。
パワーウインドウの故障は主に3つ。レギュレーターが壊れる。モーターが壊れる。スイッチが壊れる。
大体この3つが大きな原因です。たまにハーネスなどの原因がありますが。
その中でやはり一番故障がおきやすいのがウインドウレギュレーター。何故こわれるか?これはもう簡単。
無理をさせるから。雪が積もってガラスに荷重がかかっているような状態でも平気でガラスを上下させたりすると中のワイヤーに負担がかかってひっかかるなど。

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そして本題。交換が難しいウインドウレギュレーターが存在します。正確に言うと調整を上手くしてやらないといけないタイプがあるということ。
この交換が難しいウインドウレギュレーターですが、どのようなものかというと、ドアガラスの上と横に窓枠がないタイプ。セダンなどがこういった窓枠がないタイプを採用していることが多い。
何でこれが難しいかというと、窓枠があると少し雑に組んでも枠の中をガラスが動いて最終的にはしまる。
しかし、窓枠がない場合のドアはどうか?これはもうボディ側のゴムに密着して気密性を保持しています。
この密着性をきちんと作り出してやらないと、ガラスとゴムの間に隙間が生まれて水などが浸水してきてしまう。
こういったタイプのドアは細かくレギュレーターの角度などを調整できるようになっています。
ストライクゾーンを出さないと水が入る。また調整。この繰り返しのスパイラルに陥ってしまうわけですね。
窓枠のないタイプのウインドウレギュレーターを交換する場合は、とにかく前についていた状態を覚えて印をつけたり
寸法を測ったりしておくこと。こうすることによってある程度の位置は出せる。最終的にはやはり調整をしないといけないんですけれどね。
というわけで、交換が難しいウインドウレギュレーターの紹介でした。先日ボクも行いました。マークⅡです。
と、言ってもレギュレーターを交換したのではなくて、ガラスが割れちゃったのでガラスを交換したのでありました。

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