クレームを受けての再整備

クレームでの再整備です。今週はこういう試練ばかりだと思っていたら、駄目押しのクレームが入りました。
今回お客様からのクレームは正真正銘僕のミスだった。
1ヶ月位前だろうか、とある建設会社から車検の依頼を受けた。キャンターのダンプカーである。
いつもこの建設会社は最低限で車検を通してくれといった依頼をするお得意様だ。
車を取りに行ったのも僕自身で、整備内容を聞いてきた。そうしたら今回は
下回りの防錆塗装まで普通に行ってくれと言われた。
それをフロントにつなげて、整備主任者から5作業指示書をもとに僕自身が整備をした。
さすがに毎年下回りの防錆塗装を省いてきた車両だから錆がひどい。
結構厚めに頑張って下回りの防錆塗装を行って車をおさめた。
そして昨日、電話が入った。キャンターのダンプカーの建設会社からである。内容は
「こんなに高い金払ってこんな錆止め塗装じゃだめだ。やりなおせ」
といったクレームだった。僕は再び建設会社を赴いた。

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話を聞いていると、完全に僕の認識不足だった。建設会社のお客様が求めていた
防錆塗装に僕の作業のクオリティが届いていなかったのである。
僕が吹き足りなかった部分はダンプカーの荷台の中。そして全てのホイールの裏表だった。
丁寧に行ったはずの作業だっただけに、僕はショックだった。とりあえず受けたクレームで、
自分が再び作業をすることを上司に了解してもらった。
ダンプカーのタイヤを全て外して、リフトアップしてキャビンと荷台を持ち上げ、これでもかというほど綺麗に洗った。
午前中エアブローして乾燥させ、まずはホイールの表面をふいて乾燥。ダンプカーの裏を綺麗に防錆塗装。荷台を下ろして、荷台の中をふいて、リフトアップ。下から綺麗に吹きなおした。
ホイールの裏も綺麗にふいて乾燥。この日は乾かしたいので翌朝の納車で了解してもらった。
この日の夜は久しぶりに良く眠れなくて夢にまで建設会社のお客様に怒られた夢を見た。
翌朝ダンプカーを届けて、立ち会ってもらい作業を細かく確認してもらい、合格を頂いた。
さすがに怒られ続きの一週間だっただけに合格を頂いた時脱力感にみまわれた。
人生何度でも叱られる。しかし叱られるというときは自分自身が成長できるチャンスでもある。
前向きに考えて、自分の糧にしていきたいと思った。また一ついい勉強になったと思った出来事でした

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コメント

  1. sho5 より:

    お疲れさまでした。
    常識ってヒトによって違うんですけどね、そのふり幅を越えると無茶っていうんでしょうね、まさにこのケース。
    それにしてもよく耐えられたと思います。しかも糧にするなんてエライッ!!
    ここに書かれていない気持ちもたぶんあるでしょうね。読者は理解してますよ。

  2. MHO より:

    サービスっていう職業はお客様ありきですからね〜