トラックの後輪のスプリングには
リーフスプリングという板バネが採用されています。
このリーフスプリングを支えているシャックルという場所のゴムブッシュ
これが経年劣化でへたってきます
ここにガタがあるとブッシュがやせている証拠です。
ブッシュがやせてくると、シャックルのピンがスカスカになっているので
錆びやすくなり、最悪シャックルが折れて、走行中にとんでもなく危険なことが起こってしまいます。
上下の写真を見比べてみると、タイヤレバーでこじったら、
シャックルに隙間が出来ているのがわかります。
つまりガタがあるという証拠ですね。
このようにガタがあると、シャックルピンに負担がかかって最終的には折れちゃうので
ブッシュを変えないといけません。場合によってはシャックルピンも一緒に変えます。
※シャックルブッシュを交換する際は、リフトを使って更にリジッドラックを使います。
シャックルブッシュの交換は危険ですのでプロに依頼しましょう
ブッシュは片側二つずつの計4個が使われています
ゴムの厚みが新品のほうがあることが分かります
グリスアップできるブッシュなどは、金属製のものが使用されています。そっちのほうが交換は大変です。
グリスアップのニップルが付いているシャックルブッシュを変えるときは
必ずシャックルピンも交換するようにしましょう。絶対錆びたりして大変です。
まぁ予算があったらピンも交換してしまうのが最善です。
軽トラックにもシャックルブッシュが存在しますので
軽トラックに乗っている人はガタがあるか点検してみてくださいね。
以上シャックルブッシュについてでした
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。