アンテナロッドの交換

先日、マツダのカペラのアンテナが折れちゃったと修理の依頼が入りました。
少し前のタイプでラジオの電源を入れるとニョキニョキっとアンテナが伸びるタイプです。
今はガラスアンテナが主流になりましたが、このロッドタイプのアンテナは良く折れる。
大体がアンテナが伸びているのを忘れていて、車庫に入れる時にポキッと折ってしまう。
このアンテナロッドの交換を出張で行うことに。殆どがアンテナを抑えているカラーを外して、
あとは一人がラジオの電源を切る。

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そうするとアンテナの本体はアンテナを巻き取るためにモーターを動かす。
上手く歯車が噛み合えば、新しいアンテナをスルスルと飲み込んで、作業は完了となるはず。
カペラのそれもそうだと思い、まずはアンテナを抑えているカラーを外すことに。
しかし、カラーのネジは回りきっているのにカラーが抜けない。
この車はアンテナを根元からおっていて、中身が少しだけ本体に残っていた。
しかしアンテナを伸ばしたり縮めたりする白いプラスチックの歯車に噛み合う部分は、
折れて外れた部分と一緒に抜けている。
つまり筒の部分が本体に少し残っているだけなので、カラーと一緒に上に抜けるはず。
だと思ったが抜けない。他の車は大体そうやって抜くのに…
仕方ないので工場に持ち帰りリヤの内張りを外して本体を車から外して検証。
どうやっても上に抜けないアンテナ。最終手段で本体をバラバラにしたら原因判明。
どうやらこのカペラはアンテナは上に抜けないらしい。仕方ないので下方向に抜いて、新しいアンテナを下から挿入。
あとは電源をつないでアンテナを巻き取り、車に装着となりました。
上に抜けないから本体を分解しないとできなかった。これは僕は初めてだったからナゾナゾ状態になってしまった。
してやられたアンテナロッドの交換でした。

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