アルトワークス ターボ交換 白煙が出る

アルトワークスです。
ターボが焼きついて白煙がもうもうとでているので、調べたらタービンブローしていました。

c-log633-01
アルトワークスのタービン交換

まず断っておきたいのはこのワークスは最終の形のワークスでieというグレードのもの。

いわゆるF6AのSOHCエンジンが搭載されているものです。

まずは画像の通りフロントバンパーを外してください。

クリップとネジで止まっています。

フォグランプの配線に気をつけてバンパーを外します。

そしたら次にボンネットのキャッチを外します。そして、キャッチの後ろにある縦に伸びているステー。
こいつを外せばターボが丸見えになります。

c-log633-02
結果から言うと、ラジエターも何も外さないでもターボは外れます。

そしてインタークーラーを外します。

c-log633-03

インタークーラーを外したら、中間パイプとフロントパイプの結合を外します。

そしてタービンにつながっているパイプ類を外していきます。
冷却水が通っているホースが2本。外すと冷却水が出てきます。
このホースは新品があったほうがいいね。きれちゃう可能性が高いからね。

あとはオイルリターンのホース。
オイルパンにつながっています。外してもオイルは特に漏れてきません。

そしてエキマニの遮熱板を外します。

ターボはフロントパイプとくっつけて外しました。
ちょっとねじってやれば外れます。

タービンインレットパイプは外しておきました。

c-log633-04

c-log633-05
ターボを交換する際は各種ガスケットとこのターボへのオイル供給パイプとユニオンボルトを必ず交換しましょう。大体リビルトターボの付属部品で入っています。

c-log633-06
車両からターボを外した状態。
ターボチャージャーとアウトレットパイプなどをくっつけた状態で外せます。
ここから各種を清掃、新品のターボへ移植していきます

c-log633-07
オイルが相当詰まっています。

この車は走行3万キロ。オイル交換を殆どしない人だったので、ユニオンボルトのオイルラインが詰まって焼きつきました。
なのでこういった周辺パイプもオイル管理が悪くてターボを交換する場合は交換。

c-log633-08
外したタービンで確認しないといけないのが、インテークの羽のネジが残っているかどうか?
このインテークのネジがかなりの確立で吹っ飛んでいます。
このネジを必ず探しましょう。もしどこかに残っている場合は新品のターボをすぐにぶっ壊しちゃいます。
c-log633-09
どうですか?配管の中にネジがありました。

c-log633-10
こっちが新品。きちんと羽はネジで止まっています。ちなみにこのネジは逆ネジです。

c-log633-11
新しいタービンにパーツを移植していきます。
リビルトターボは大体のガスケットは付属しています。

インレットパイプのガスケットは羽のネジがどこかの配管に飛んでいかないようにガスケットに網がかかっていました。

c-log633-12
移植完了。タービンをつけるまえに、僕は念をいれて、

新しいタービンのオイル供給穴にオイルを挿して、タービンの羽根をくるくる手でまわして
潤滑させておきます。

c-log633-13
古いタービンは外した瞬間に羽がエキゾースト側から抜けてきてしまいました。
もうがったがた。

マフラーの中もオイルまみれ。極力綺麗に清掃しました。

c-log633-14
ウエストゲートバルブもオイルのスラッジまみれ。
ユニオンボルトは強力に詰まっていました。

c-log633-15
組み付け完成

これでオイルとフィルターを交換して
エンジンを始動します。

各部オイル漏れや排気漏れがないかチェック。

きちんとブーストがかかるかを確認。

初めはマフラーからもくもくと白煙があがりますが、エンジンがきちんと生きている車はしばらくすると煙は消えます。

c-log633-16
完成。

オイル管理が悪かった車なので、慣らしをして一度オイルを入れ替えておきました。

オーナーさんには3000kmでオイルを交換するように言っておきました。

ターボのコンディションはエンジンオイル次第。
ターボ車はオイルを早めに交換しましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする