ダイハツ系でたくさん出たシートの締め付けボルトリコールについて。
概要がわかったので、ざっと処置を書いてみます。
まず車種によってわかれます。
LA150系のムーヴはフロント左右のシート(助手席シートリフト車は運転席側のみ)
キャスト・イース・トコット・キャンバス・タフト・ロッキーはフロント左右のシート
LA650系のタントは運転席側シートのみ
それぞれネジの緩みを確認します。
そしてネジの種類。T40のものを使ってるか、トルクスプラスの45IPを使ってるか。
トルクスプラス45IPで4箇所のシートが締め付けられている場合は、作業不要です。
T40だけで締め付けられていたり、T40とトルクスプラスが混在しているものは作業をしないといけません。
フローは一度ネジを緩めて、きちんとシート設置ポジションに合わせる。
前のネジ2本を10N・mで車両内側から外側へ仮締め
↓
後ろのネジ2本を同じように10N・mで車両内側から外側へ仮締め
↓
その後前のネジを規定トルクで車両内側から外側へ締め付け
↓
後ろのネジも規定トルクで車両内側から外側へ締め付け
規定トルクはT40は30N・m±1.8N・m
トルクスプラスは34N・m
となります。
もしすぐにリコールを受けられない場合は、これを目安にネジを締め付けておくといいと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。