DIYで、メンテナンスをする時ってたいていエンジンオイルの交換から入る人が多いと思います。
オイル交換というのは、DIYメンテナンスの間口であって、車のメンテナンスで一番多い作業のひとつであるからだと。
でもDIYでオイル交換をしたときって、廃油の処理ってどうしていますか?
ボクは今はなじみのスタンドに処理をしてもらっています。
昔東京に住んでいた頃は、バイクに乗っていたけれど廃油パックンを買ってきてそこに吸わせて可燃ごみで出していました。その地域は廃油パックンOKな地域だったんですよ。
ところが、長野に帰ってきて実家でオイル交換をしようと思って廃油パックンを買ってきたはいい。
しかーし、僕らが住んでいるところはかなり条例が厳しくごみの処理など名前を出して出さないといけないほど。
当然廃油パックンはNG。ホームセンターで売ってるくせにNG。意味分からない。
昔は、親父がたまった廃油を会社で使うということで、もっていってくれていました。
なので、親父が死んでからはしばらくは20リットルの空いたオイル缶に廃油をためてそれを自分が働いている工場に捨ててもらっていましたが、近年コンプライアンスなどとかなりきびしくなってきたので、会社を自己利益のために使ってはいけないというお達しが出て廃油の処理を会社でするのを辞めることにしました。
で、なじみのスタンドで処理してもらうと。まぁ大体1年に多くて2回オイルを交換する。
その量が多くて1回4リットルちょいなので、年間で20リットルのペール缶が満タンにはならないけれど結構入っている状態で、それをもっていくのが通例となってきた。
最近こまったのはクーラントなんですよ。クーラントは廃油処理ではない。油じゃないから。
整備工場などでは処理できるけれどガソリンスタンドでは、整備を目的としたビジネスを展開している所じゃないとなかなかクーラントの処理は引き受けてくれない。
ということで、毎年交換していたクーラントも今年はまだ交換できずにいたりします。うーむ。
こうやって考えると車っていろいろな産業廃棄物の塊みたいなものなんだなーと。
処分に困る部品ばっかりじゃないか。ちなみにボクは最近は家でのDIYは油脂交換じゃなくて部品交換に徹しています。小さくて害のないものなら不燃ゴミで出せるものもありますからね。
そう考えると廃油処理ってやっぱり困るんだなぁ。
これが使える地域が羨ましい
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
私が新人の時に居た営業所は廃油が貯まると
事務所に此処へ電話せよと書いてありました。
そこは少し離れた銭湯でした。
廃油バーナーでお風呂を沸かしていたのです・・
ただしブレーキオイルは絶対に混ぜてはいけないとタンクに
注意書きがありましたけどね。
今の職場の人にやはり車が好きな方が居て、自分でオイルを
替えた時の処理を聞いてみたところ、廃油パックなど買うより
事務所のプライバシー処理に使ったシュレッダーで裁断された紙を吸着剤にして使ってるそうです・・・
タダで手に入る・・
最近は廃油ストーブも減りましたからね。