VWの壊れたエアバッグキースイッチを修理できるか分解検証してみた

先日交換したVW車のエアバッグキースイッチ。

17200円もして、かなりの確率で壊れていくスイッチです。

これ、修理できないかやってみました。

結論を先に書くと、修理できなくもないけど、エアバッグの機能を考えたらやめた方がいいかなと。

では内容をみてください。

そもそもこれは何をするスイッチかというと、助手席のエアバッグをOFFにするためのものです。

ちなみに他の車のキーでも回ります。

分解するとこのようになっています。

キーを回すことで、このマイクロスイッチをON・OFFさせています。

基盤と抵抗もついていますが、回路自体は非常にシンプルです。

スイッチの裏はたった3極の端子です。

キーをONの時に通電させるか、OFFの時に通電させるかを切り替えているだけだと想像します。

テスターを当てて、導通をそれぞれ確認します。

すると端子間はこのような結果になりました。

これを見ると、2-3間のONでもOFFでも無限大の抵抗値が気になります。無限大ということは中で断線しているということになりますので。

マイクロスイッチ2つに抵抗が片側2個ずつです。

見たところハンダが浮いているとかそういうトラブルではなさそうなので、スイッチか抵抗かのどちらかが壊れていると思います。

ではと、スイッチをそれぞれ単体でチェック。

すると同じスイッチなのに、導通検査で異なる結果になりました。

マイクロスイッチの性格を考えると、ON・OFFの切り替えで同通する端子が切り替わらないといけない。

それなのに対し、片一方のスイッチは明らかに導通しませんでした。

こちらの端子間がスイッチングをしても抵抗無限大。すなわち断線しています。

ということで、2つあるマイクロスイッチのうち1つが壊れているという結論に達しました。

ここから修理を考えると、同じスイッチが手に入れば修理は可能です。

ネットで探してみると、似たようなスイッチは見当たりましたが、全く同じものは出てきません。

この辺りを考えると、修理できなくはないけど、エアバッグなのでいざっていう時に何かが起きたら困ります。

修理は断念することにしました。

試してみれば良かったんですけど、エアバッグランプが点灯していたのはキースイッチをOFFにしている状態です。

これをキースイッチをONにした状態で、故障コードを消去すれば、考えが合っていればエアバッグランプは消すことができたんじゃないかなって。

スイッチの位置関係をみると、OFFにしている時片一方のスイッチはずっと押されっぱなしになっていると思います。

その部分が振動やらで断線してしまうのかなと。

いずれにしても、中の基盤ごとで部品を出してくれればもうちょっと安く修理はできるんですけどね。

まあ絶対にそういう部品供給はしてくれないと思うけど。

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