最近、エンジン載せ替えの依頼がたくさん入ってきます。
エンジンを載せ替えるのはいいんですけど、気をつけないといけないのは、エンジンが壊れてしまった原因をきちんと突き止めること。
そして再発防止を行わないとまた壊れてしまいます。
エンジンがダメになる原因として多いのはオイル管理。そしてオーバーヒートです。
オイル管理は日頃からオイルに気を使ってれば起きません。問題はオーバーヒートです。
オーバーヒートって、予期せず発生することが多いです。
この車もオーバーヒートをして、エンジンがダメになってしまいました。
オーバーヒートの原因はラジエターのパンクでした。
ではオーバーヒートを予防するにはどうするべきか?古くなってきたり、走行距離がかさんできたら、順番に部品を交換していくしかないかなと。
ウォーターポンプやサーモスタット、水回りのホースなど。
そして盲点なのがラジエターと電動ファンです。
ラジエターって部品で結構高額です。電動ファンもそうですけど。
いきなり何の前触れもなくパンクして、クーラントが噴出する。気がついた時にはエンジンがオーバーヒートして、ヘッドやブロックが歪んでしまう・・。
こういうパターンが多いです。
特に最近の車って、水温計がメーターになっていなくて水色か赤色かの警告ランプです。
赤色のランプがついた時はすでにオーバーヒートを起こしていますので。
車を長くのろうと考えているのなら、思い切ってラジエターなども15年15万キロ前くらいには交換に踏み切った方がいいかなと。
15万キロくらいまで車が持てばいいや!というのであれば、ラジエターは手付かずでも行ける可能性は高いですけどね。
オーバーヒートって、予防整備がなかなか難しいですよね。費用面でも。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。