カローラクロスとレクサスLX600にリコールが出ました。
内容は何かというと、トランスミッション用制御コンピューターです。
自動変速機(トランスミッション)において、多板クラッチのディスク形状および駆動伝達に関する制御の検討が不十分なため、ニュートラルレンジにシフトした際にクラッチが切り離されないものがある。そのため、駆動力が伝達され、ブレーキペダルが踏まれていないと車両が動き出すおそれがある。
国土交通省HPより引用
文章を見てみると最初???と思いましたが、こういうことだと思います。
通常ATといえば、Nレンジに入れたらマニュアルと同じニュートラル状態になります。坂道などでは当然車が下がってしまいます。
そうではなくて、DレンジからNレンジにする時、マニュアル車の場合はクラッチを切って動力を遮断してニュートラルにします。
これが今回のカローラクロスの場合、DレンジからNレンジにした時にクラッチが切れていないと。
その間、動力が伝わってしまい車両が動き出すと。極端な話NレンジにしているのにDレンジのままみたいな、そんな状況になる可能性があると。
処置は制御コンピューターのリプロです。
カローラクロスのリコール対象台数は377台と、少数ですが早めにリコールは受けてください。
車を止める時はパーキングに入れるようにしてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。