K6Aフロントカバーオイル漏れ的ネジロックな勇敢な先輩像?

段々とタイトルが長くなってきましたぜ~
K6A的オイル漏れ的ネジロックな勇敢な先輩像であります。
後輩が車検を担当していたワゴンR。どうやらフロントカバー、いわゆるタイミングチェーンカバーから激しいオイル漏れが発生していた。
なのでシーリングをやり直さないといけない。その作業中の出来事であります

後輩「先輩、例のネジが固くて回らず折れそうなんですけど…」
僕「なにぃ?例のあれか?」
後輩「はい。例のあれです」

このK6Aのタイミングチェーンカバーの取り付けネジに問題の一本があります。ちょうどど真ん中。
サイズは12mmのボルトがあるんですが、これに何故かネジロックが製造時に塗布されている。
このネジが上手く外れるか外れないかで一気に作業が変ってしまうのである。
もし折れてしまったら、下手な話エンジンを下ろしてタップを立てるようなそんな世界。
まぁ載せたままでも出来るけれど、気を使っちゃうのです。

僕「バカモノ、こんなものはなーこうしてこうしてちょちょいのちょ・・・むぅ・・抜けぬ・・」
後輩「せんぱーい頼みますよ~」

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そこへとことこと、MHOの先輩整備士がやってきて

大先輩「何やってんだおめぇら。またボルトぬけねーんか?」
後輩「はい。いまMHO先輩にお願いしていて・・」
大先輩「ちょっと貸してみろ。うーりゃーたー」
僕「・・・・・」

あっけなく抜けてしまう例のボルト。ちょっと面子が潰れてしまった僕。すごすごと他の作業をしていたら

後輩「せんぱーい今度はウォーターポンプを外すにエキマニが邪魔なんですよ~」
僕「あらそう」
後輩「ちょっと見てくださいよー」

見に行くと、ウォーターポンプをASSYで外すにはエキマニをくぐったネジを外さなければならない。

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僕「これならエキマニは外さなくても取れるじゃん。遮熱板だけ外せば大丈夫」
後輩「その遮熱板のネジが外れないんですよ~」
僕「なにぃまたネジが外れぬのか?10mmを貸せぃ。うーりゃーたー」

かろうじて外れた10mmの遮熱板のネジ。どうやら後輩は以前ネジを折ってしまったことをトラウマに思っているらしく、ネジネジネジネジ相談してきまくっている。
これだとさすがにこちらも仕事にならぬということで、サンバーのクラッチをOHし始めた僕

僕「おーい後輩。ちょっとこい。」
後輩「なんすか~?」
僕「後輩よ!見ていろこの俺の生き様を!!」
後輩「はぁ・・」
僕「はいはいはいはいはいはいはいはいはい~!!」

インパクトレンチでガンガンとサンバーのエキマニについている遮熱板を外す僕。
そのうち2本が折れてしまった。クラッチは2回目で、どうやら耐熱のネジをつかっていなかったらしい

僕「どうだ!ネジなんか折れちゃうんだ。へっへーんだ。そんなことどうでもいいのだ~」
後輩「先輩・・・この間廃車のサンバーからエキマニをスペアとして外してましたよね・・」
僕「・・・・」
後輩「そりゃスペアがあれば怖くないっすよね」
僕「はいはい。仕事に戻って。戻って」

どうやら僕の思惑は外れてしまったようである。ま、ネジを折るのも経験のうちってヤツを伝えたかったのにね。
というわけでK6Aフロントカバーオイル漏れ的ネジロックな勇敢な先輩像でした。
しかしあそこのネジにネジロックなんか塗っとくのはやめとこうよスズキ~。

ネジロックはたまに脅威として襲いかかります・・

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