つい先日のことでした。
朝、車のエンジンをかけようとすると
キュルン・・・ キュルン キュルン キュルキュル
ボボボボ・・・
と、こんなふうにクランキングが始まってエンジンがかかりました。正直、かからないかもしれないなと。
ギリギリかかったので、家のバッテリー充電器でパルス充電をしてみました。
その後、1週間ほど様子をみましたが、変わらないためバッテリーを交換したんです。
僕の車には、こういったデサルフェーターという装置がついています。これは何をしてくれるのかというと、バッテリーに繋げておくと、定期的にパルスでサルフェーションを除去してくれるアイテムです。
バッテリーって、車に乗らないと当然放電していきます。
ただ放電するだけならば、エンジンをかけてあげたり、充電器に繋げてあげることで充電できます。
しかし、サルフェーションを起こしてしまうとそうはいかなくなるんです。
サルフェーションがおきてしまうと、バッテリーに電気が蓄えられなくなってしまう。
バッテリーテスターで計測すると、充電量と健全性というものが出てきます。
健全性っていうほうが重要です。これはバッテリーの性能がどこまで落ち込んでいるか?という指数です。
この場合15%になっているので、新品のバッテリーの15の性能でしかないと。
100あった性能のうち15になっていると。
充電量はその15のバッテリーに対して62%充電できてますよと。そういう感じで考えるとわかりやすいです。
健全性が50%のバッテリーが充電量100%だとすると、健全性100%のバッテリーが充電量50%なのと同じくらいの電気しかはいってないと。
そういうことになります。
話を戻して、バッテリーを延命させるにはいかにサルフェーションを除去するかにかかってきます。毎日走って満充電していれば、サルフェーションは起きにくいのでバッテリーは長持ちします。
普段乗らないバッテリーであっても、デサルフェーターをつければサルフェーションを防いでくれる。つまりバッテリーが長持ちすると。
ではデサルフェーターをつけた結果どうなったのか?
これが前後しますが冒頭の状態。
つまり、効果はでなかったんです。
正直な話、デサルフェーターを取り付けて、1つ目のバッテリーはダメになった。
もう1つのバッテリーに付け替えましたが、それもダメになった。
今回は3個目のバッテリーです。といっても、どれもこれも程度の良い中古品への交換です。
感覚的にこれら中古のバッテリーでも復活しないのなら、デサルフェーターってあまり意味がないんじゃないかなって思ってしまいます。
3回目につけたバッテリーは1年落ちのものです。デサルフェーターに期待するのなら、たまには満充電になるくらいバッテリーを充電してあげないとだめですねと。
ちなみにハンターカブは、新車で買って4年目に突入します。バッテリーは一度も交換していません。何度かUSBを差しっぱなしでバッテリー上がりをしてしまいましたが、今のところ大丈夫です。
一応気をつけて定期的にパルス充電で満タンに充電しています。
ハンターカブのバッテリーが5年、6年と持つ様なら、バッテリーを長持ちさせるのって、やっぱり定期的に満充電することなんだろうなって。
現在テスト中です。バッテリー充電器はパルス機能付きのものがいいんだと思います。
メルテック 全自動パルスバッテリー充電器 (バイク~ミニバン/小型トラック/小型船舶) 12V専用 MeltecPlus M…
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。