スバルのサンバー、S211Jに乗っている土建屋さんからの依頼。
たまにエンジンが掛からなくなる時があるというのです。
その時は、せるが回らないということなので、点検してみました。
ダイハツのハイゼットOEMであるサンバーです。
せるが回らないからエンジンがかからないということなので、いろいろと調べてみます。
まずは現象を再現できるか?
何度もキーを回して試しましたが、そこまで頻繁に出ているわけではなさそです。
普通にエンジンがかかってしまいます。ではバッテリーやらバッテリー端子を点検するとこちらも問題なし。
それではセルモーター本体に点検をうつしていくと、このへんが怪しいですね。
というのも、このS21系のハイゼットやサンバーは割とセルモーターの不良がおおい。
本体がダメになってきているのかなと思いましたが、配線をチェック。
すると判明。
C端子を外してみると緑青がひどい。
しかもこのセルモーターをよくみれば、すでに純正ではないリビルトへ交換されています。
試しにC端子を磨いてみたものの、そもそも今日は症状が出てないのでなんともわかりにくい。
もしかして配線側かなといじっていたら・・・
もげました。
どうやらここが接触不良になっていたようですね。断線するのも時間の問題だったようです。
カプラーと配線を修理して作業は終わりです。
やはり融雪剤を巻く地域はセルモーターがすぐにやられてしまいますね。
雪国ならではの故障です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。