一刻を争う時、ディーラーへ電話したら新人が出て終わってしまったケース

ちょっと辛口なことを書いてみます。

これは実際にあったことです。結果を先に書くと、タイトルの通りです。

間に合うものが新人さんが電話対応してくれたおかげで間に合わなくなってしまったというお話。

順を追って何が起きたのかを書いてみます。

リコールやサービスキャンペーンにおいて、自社工場で作業をさせてもらえるものが中にはあります。

スズキやダイハツ、三菱にスバルなどは、リコール部品をディーラーからもらって、作業工賃を請求できる内容があるんです。

わざわざディーラーで予約作業をする必要もないし、自社の予定に合わせて予定を組めるので助かります。

そんな、サービスキャンペーンに該当している車が入庫してきました。

受け入れ時にリコールなど該当を調べたらヒットしたので、内容を見ると自社でできる作業でした。

車検と並行しながら作業ができるなと思い、ディーラーに電話したんです。

すると

「新人の○○が対応させていただきます!いかがなさいましたか?」

という返答。

新人の○○です!は最初から免罪符な感じがしてしまう

どこの企業でも、そういう流れになってきているのか、新卒さんがしばらくすると電話対応に出ることがあります。

その時決まって

「新人の○○です!」

というセリフからスタートします。このセリフ、多分新人だから落ち度が多少あるかもしれません。すみません。といった気持ちから入ってきているのは重々承知しています。

そりゃ新人さんだって電話に出ないといけないし、数をこなさないと仕事を流せません。

とりあえずフロントマンに代わってもらえるかを聞いたら、手が離せないというので要件を新人さんに伝えました。

この車体番号でサービスキャンペーンが出ているので、その該当部品を用意しておいて欲しいと。

午後にでもとりにいきます。と。

熟練したサービスやフロントマンになら、ステアリングロックユニットを交換したいから部品を用意しておいてください。

これだけで伝わることなんです。

早いときは1時間もしないうちに用意しておいてくれるので、取りに行ってさっと交換すれば車検と一緒に済んでしまう。お客さんも嬉しいわけです。

しかしこの日は違った。

新人さんのアンサーは

「ありがとうございます!あいにくサービス担当者が全員電話・来店対応中なので、折り返しの電話でも大丈夫でしょうか?」

と。

この車両は1日車検だったので、少し時間が取られると間に合いません。

電話したのは午前中なんですけど、担当のフロントマンから折り返しの電話がかかってきたのは夕方の5時を回っていたんです。

もうこの時点で間に合いません。

最初からフロントマンが対応してくれていたら、半日もかからずに部品はゲットできて作業も終わっていたんだけどなって。

ちょっと残念な気持ちになってしまいました。

新人さんに対して社会が寛容じゃないといけないっていうのはわかりますけど、一刻を争う時にこうだと二度手間になってしまいます。

新人の〜というくだり、捉えようによっては最初から免罪符のように聞こえてしまうのは僕だけですか?その後すぐにベテラン勢がフォローに入って、タイムラグがそれほどないのならそれでもいいんですけど。

もうちょっと社内訓練をしっかりとしてから外部への対応をした方がいいんじゃないかなって思った出来事でした。

最近そのディーラーでは新人の〜はなくなりましたね。新人さんが入ってこなくなったのか?どうなのかは定かではありません。

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