ダイハツのロッキーハイブリッド、ポール衝突不正についての続報です。
ダイハツが自社で行った再試験では、運転席側の安全性もクリアできていたという発表がでました。
出典 ダイハツHP
とりあえずこれを受けて、安全性においては大丈夫なのかなと。
そして、国土交通省からこの件について正式にプレスリリースが出ました。
19日に、ダイハツ工業が、ハイブリッド車2車種について、型式指定申請時に不正行為があった旨を公表した件について、同社より、以下の報告を受けました。
型式指定申請における不正行為は、自動車ユーザーの信頼を損なう行為であり、極めて遺憾です。
国土交通省としては、同社に対して、事実関係の詳細な調査及び再発防止策の検討を実施し、速やかに報告するよう指示しています。
引き続き、同社を指導し、安全性能の確保と再発防止の徹底について、厳正に対処して参ります。国土交通省HPより引用
と、厳正な対処がなされたのかと思えば、時系列にまとめるとこうなっています。
(19日)
○ ハイブリッド車両2車種(ダイハツ・ロッキー、トヨタ・ライズ)の型式指定申請時に不正行為があった。
〇 不正行為の内容は、審査機関((独)自動車技術総合機構交通安全環境研究所)に対し、審査項目の一つであるポール側面衝突試験において、運転席側の社内試験データを提出すべきところ、助手席側の社内試験データを提出していた。
○ 自主的に出荷及び販売を停止する。
(26日)
○ 社内での独自の確認試験の結果、運転席側の安全性能も基準に適合していた。
○ 今後、更に事実関係や原因の調査を進める。国土交通省HPより引用
これに対して国土交通省のアンサーはこうなっています。○ 同社の報告を踏まえて、以下のとおり同社に指示を行った。(19日)
・ 不正行為のあったポール側面衝突試験について、速やかに安全性を確認すること
・ 事実関係、原因等の詳細を調査、検討すること
・ 他の試験項目・車種について不正行為がないか調査、報告すること
○ 同社に24日から立入検査を実施するとともに、今後、試験車両に係る不正がないかを含め、国土交通省が、組立工程から立会い、確認した試験を改めて実施する。
〇 今後の調査結果や報告等を踏まえて、厳正に対応する。
国土交通省HPより引用つまり、まだ処分は決まっていないということですね。とりあえず24日から国交相はダイハツに対して、立ち入り検査をしているようです。これらをまとめて何かしらの処置が下されるのではないかなと。 とはいえ、ダイハツ車内の再検査で安全上の数値はクリアできているので、改めてリコールになる可能性はないのかなと。
もしかしたら、他にも問題がでる可能性だって0じゃないとは思います。今後の展開に注目ですね。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。