ちょっと前の話ですが、知人の車がエンジンチェックランプが点灯してしまった事があります。
原因は、吸入空気量の誤差が生じていたようで、そういった故障コードが入力されていたと。
その車はミニクーパーだったですが、カーボンクリーンをしないとダメだねと。
いつも入れてるガソリンを聞いてみたら、決まったエネオスでハイオクを入れていたと。
多分外国車なので、オクタン価がそもそも日本のガソリンより高いです。その為、レギュラーではオクタン価が足りない為、ハイオクを入れないといけないと。
昔のエネオスのハイオク、ヴィーゴなら清浄性を持っていたので、オクタン価も高いしエンジン内部も綺麗にするので、この手の症状に強かったと思います。
しかし現在販売されているエネオスのハイオクには清浄性がないので、エンジン内部はクリーンになりません。
吸気系にカーボンが溜まる原因は、チョイ乗りが多いと発生しやすいです。エンジンに負荷をかけて、スロットルを開いてあげないとカーボン・デポジットが堆積していきます。
燃料添加剤を定期投入しないといけない?
その後の処置はどうなったかというと、エンジンのカーボンをクリーニングされたようです。
そして、そのあとは定期的に燃料添加剤を入れて欲しいと言われたと。
この辺まではまあ車屋さんが言ってることはわかりますね。そもそもレギュラーとハイオクを比較すると、ハイオクの方が燃えにくい為カーボンデポジットが堆積しやすいと言われています。
このミニクーパーもターボがついているので、それほどアクセルを踏まなくてもグイグイ進んでいったんでしょう。
全開走行する機会がなかなかなかったと。
VWでも同じようなトラブルに遭遇した事があります。ツインチャージャーで、いろいろと点検した後に出た答えはもっとエンジン回さないと!でした。
欧州車を日本で使う場合、そもそもその生い立ちを考えて乗らないとダメだと思うんです。
どういうことかっていうと、向こうはそもそもスピードレンジが高い。そしてドイツなんかはアウトバーンがあります。
アクセル全開で走る機会が非常に多いわけです。
もちろんそう言った使い方を前提として、エンジンをセッティングしてきている。
これを日本に持ってくるとどうなるか?
渋滞なんかにハマってノロノロ運転する・・。こんなシチュエーションこそ欧州車としては想定外になります。
欧州車を乗りたいのであれば、定期的に燃料添加剤を入れること。
そして、ガソリンはできるだけ昭和シェルのハイオクを入れることをお勧めします。
あとは定期的に全開走行をする。カーボンが溜まる原因を無くしていけば、エンジンは元気に回り続けてくれるでしょうね。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。