ウォッシャー液が出ないとなると、原因はいくつか考えられます。
その中で真っ先に考えられるのが、単純にウォッシャー液が入ってない空っぽの状態であるという事。
車によってはタンクが小さくて、すぐに終わってしまうものもあります。
その他、ウォッシャーが出ないとなると、寒い地域なら凍っているということもしばしば。あとはホースやノズルの詰まり、モーターの故障や配線の問題など、ざっと挙げるだけでもたくさん考えられます。
今日飛び込んできたスペーシア、ウォッシャーが出ない。さらに車幅灯もつかないということで来店されました。
運転席でウォッシャーを操作すると、モーターの音はするけれどウォッシャー液が出ない。
エンジンルームを開けると、原因は一発で判明しました。
田舎でよくあるエンジンルームトラブル
エンジンルームを開けてみると、びしゃびしゃになっています。
もしや・・と思って注意深く見てみると・・。
やっぱり。
田舎でよくあるトラブルです。写真中央の2極カプラーの配線は断線。その上のウォッシャーホースも切れています。
原因はネズミです。
ネズミがエンジンルームに入り込んで、いろんな配線やらホースやらをかじってしまったパターン。
これ、田舎によくあるトラブルです。
特に、家にお米の備蓄などがあったり、納屋などネズミが生息しやすい場所でよく発生します。
猫バンバンと同じで、走り終わった車のエンジンで暖を取ってるのか、どういうわけかエンジンルームにいたずらすることが殆ど。
ブレーキホースなどを違う部分をかじるといったことは今までみた事がありません。
やはり温かいからエンジンルームに来るんでしょうね。
とりあえず、応急処置でもいいから何とかしてくれというので、応急手当をすることに。
待っている時間もそんなにないというので、配線を延長してつなげて、ウォッシャーホースはジョイントをいれて凌ぎました。
カプラーの手前で配線が切れてるので、時間が取れたら配線をちゃんと修理してホースも交換したほうがいいと伝えておきました。
取り回しも短くなってますから。
ただまた後でネズミにやられる可能性もあるので、そこを対策しないとイタチごっこになりますね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。