オイルフィルターに限らず、ディーゼルの燃料フィルターも然りですが、カートリッジタイプのフィルター。
交換作業が楽であるというメリットがある反面、中身だけ交換のエレメント交換式タイプより価格が高いデメリットがあります。
そしてもう一つの弱点として、しばらく交換されないでいると、錆びてくることがある。そこから漏れることがあるんです。
ちょうど錆びてフィルターから漏れが発生している車がありました。
エンジンから何か液体が漏れているという事で入庫してきました。
確認すると、こちらです。ゾッとします。
これは燃料フィルターです。
取り付けているブロックとの隙間に錆が生じて漏れています。そして怖いのはこのすぐ下はセルモーターがあること。
始動時の電気で一気に燃える可能性がある。
カートリッジタイプのフィルターは錆に注意
ガソリン車の燃料フィルターはインタンクがほとんどになりました。
しかしオイルフィルターはガソリンだろうがディーゼルだろうが同じです。カートリッジタイプは表面が錆びてくることがあります。
オイルフィルターが錆びてくると、そこに油圧がかかってくるので穴が開いたら一気にオイルが噴き出してきます。
オイルフィルターってオイル交換2回に1回の頻度で交換すればいいといわれますが、山間地や融雪剤が巻かれている地域だと錆でやられてることがある。
錆びてたら距離が達してなくても交換してあげないとだめです。
燃料漏れもヤバいし、オイル漏れも油圧がかかるためすぐにオイルがなくなってエンジンブローします。
1000円~3000円くらいのフィルターをケチってエンジンや車自体を駄目にしない為にも定期的に交換してください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。