またもオイルのネタです。
ヤリスハイブリッドに乗ってる人から、聞かれた質問です。
ヤリスハイブリッドでは新車充填で0W-8が入っていると。
それを5W-30というオイルを入れても大丈夫なのか?というものです。
トヨタはヤリスのハイブリッドから0W-8という超低粘度オイルを採用してきています。
結論を先に書くと、5W-30というオイルはグレードがSPであれば問題なく使えます。
理由は取り扱い説明書に使用可能オイルとして、0W-8、0W-16、0W-20、5W-30と記載があります。
この粘度のオイルは使えるわけですが、気を付けないといけないのはグレードです。
説明書に記載されてるグレードはSPとされているので、最低でもそれ以上のものじゃないと駄目だという認識になります。
SNの5W-30では駄目で、SPの5W-30以上という事になります。
車によって使用できるオイルの見分け方は、まずは取り扱い説明書を確認すること。説明書に書いてあるオイルの粘度とグレードであれば、問題はありません。
では実際この4種類のうち、どれが一番エンジンに優しいのか?というと、一概には言えませんが、やはり5W-30の方が油膜が厚い為エンジンを保護しやすいと言えます。
しかし、低温流動性を考えると、真冬などは油圧が立ち上がる僅かな時間差が、エンジンに負担がかかるのも間違いありません。
そうなると0W-20でもいいのなと。
エンジンオイルの粘度とグレードは守る事
車のエンジンオイル選びの基本は、説明書をまず確認することは先に述べました。
もし、保証期間内にエンジンが壊れたとして、保証でエンジンを直すとなった場合、いろいろと障壁があります。
以前もあったのですが、5年10万キロの間にエンジンがブローしてしまったとします。それを保証でディーラーに相談すると、提出してほしいと言われるのは過去の整備歴です。
いつどのタイミングでオイル交換をしてきたか。これを証明できないと、使い方の不備として保証にならないことがあります。
最低でもメーカー指定のオイル交換時期を守っているという事。
その時に入れているオイルの粘度なども伝票に残っていれば、それをベースにメーカーへ提出されます。
もし、説明書と違う粘度のものを入れていた時期があったとすれば、それだけの為に保証にならない可能性も出てくるからです。
メーカー保証は基本的にちゃんと法定点検を受けて、メーカー指定の交換距離を守ってオイル交換をしていないと、確実に通るかというとそうでもないので注意が必要です。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。