今世界中で新車の納期が凄いことになってきています。
大きな問題は2つあって、1つは半導体が不足しているという点。外車などは、半導体が不足しているため、今出ている車も装備を簡素化することで生産効率を上げてるメーカーもあります。
もう1つはコロナの影響で、工場やら部品やらの製造が止まってしまっている為です。
特にトヨタの納期が凄いことになっているのはご存知の通りです。
うちの会社でも、トヨタに相当な台数のオーダーを入れていますが、納期が全く見えてこない車が多い。
例えば去年の1月に注文したヤリスクロスのハイブリッド。こちらは未だ納車にならず、11月頃に届くのではないかと言われています。
そして、ヴォクシーも数台オーダーを入れていますが、来年の4月以降。注文を入れたのは5月頃。
止めは受注停止になってしまった。アルファードやカローラクロスなど。
興味深いことに、8月23日に新型としてデビューしたシエンタはZという上位グレードであれば11月に間に合ってくるというのです。
シエンタもうちの会社でZのオーダーが入って確認済みなので間違いありません。
目次
納期が見えない新車、どうすれば早く買えるか?
新型シエンタのオーダーである程度わかったことは、とにかく早く新車が欲しかったら、デビュー前の車を出来れば先行予約でオーダーを入れるという事。
もちろんデビュー直後でもある程度は早く届くでしょう。条件はいくつかありますが。
新型のシエンタはZという上位グレードならば、納期が早い。これはカタログを見ると一目瞭然です。
こちらは新型シエンタのカタログですが、左からZ、G、Xとなっています。
赤く囲ってあるオプションを選ぶと、納期が全く未定になります。というのは赤く囲ってあるオプションを選んだ場合、生産が2023年4月からになるからです。
そこから車を作ったとしたらいつ間に合うの・・・。?という話ですよね。
多分1年くらいかかるんじゃないかって。
どうしてこんな事を書いてあるのかというと、生産する時にグレードを一本に絞って効率化をはかっているのだと思います。
いろいろなグレードがラインに入り混じるよりは、同じグレードの生産に集中することで、効率を上げていると。
なので、ある程度初期ロットは上位グレードで占めておいて、以後バランスよく生産していくと。部品の関係などもあると思いますが、苦肉の策ですよね。
ここから読み解くと、新車を買うタイミングっていうのは
・デビュー前の新型車であること
・デビュー前の先行予約もしくは、デビュー直後にオーダーを入れる
これが最短納車への近道になるのがわかりました。
考えてみれば不思議ですよね。すでにデビューしているカローラクロスが受注を停止している最中、シエンタは8月23日にデビューしたばかりなのに3ヶ月で間に合うというのは。
やはりトヨタとしては、新型車が出るとなるとある程度の数を作らないといけない。その為に他の車種の生産を抑えて部品などの融通をつける必要があると。
つまり、すでに発表されてる車を新車で買うよりは、デビュー直前の車に焦点を当てたほうがいいということですね。
ホンダの方が納期が早いと言われるわけは?
ちなみにトヨタの納期の遅延がクローズアップされる中で、ホンダの方が納期が落ち着いていると言われます。
これは絶対的にトヨタの方が台数を販売しているからで、そもそもそのあたりの規模が違いますからね。
他のメーカーも共通して言えることは、やはり新型車のデビュー直後の方が納期が早いということですね。
こちらのアトレーも結構な時間がかかりましたから。
もし新車が欲しいのなら、デビュー直前の車を選んでみると意外と早く間に合うと思います。
まあそれでもやはり自分が乗りたい車を買わないと駄目なので、車検時期との兼ね合いを考えて注文を入れてください。
車検を取ってすぐに考えたほうがいい位です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。