新車発表から、補助金の後押しを受けて、日産のSAKURAが順調な販売を記録しています。
今はまだ新車登録なので、ほぼあり得ないことなんですが、覚えておかないと駄目なことがあるので記事にしておきます。
SAKURAがトラブルを起こして、動かなくなってしまったらどうするか?
例えば、車が途中で動かなくなってしまったとき。
道路のど真ん中で立ち往生、交差点のど真ん中だったりすると非常に困るわけです。
SAKURAは電動パーキングブレーキを搭載していて、パワースイッチをOFFにすると強制的にパークロックが作動します。
もし、車両をNレンジにして安全な場所へ複数の人で押したいときはどうするか?
これはオーナーが知っていてほしい知識というよりは、車屋さんやJAFの皆さんですね。
目次
SAKURAのバッテリー上がりなどでNレンジに維持する方法
12Vバッテリあが当たっときなど、やむを得ず手押しで車を移動させっる場合、パークロックを解除しないといけません。
その方法を記します。
1.エンジンルームにある12Vバッテリにブースターをつないで12Vの電圧を加える
2.ブレーキペダルを踏まないでパワースイッチをONにする
3.電動パーキングが作動していることを確認する(表示灯の点灯を確認する)
4.Nレンジを選択する
(すべてのドアを閉じた状態で、ブレーキを踏んでシフトをNレンジにシフト。その状態を保持して、シフトインジケーターがNと表示するのを確認すること)
5.ボンネットを開けてリレーボックスカバーを開ける。(バッテリ横にあるBOX)
6.40Aのヒュージブルリンク(PBW MTR)を外す。
7.パーキングブレーキを解除する(車が動き出す可能性があるので輪止めなどを用意)
8.パワースイッチをOFFにする。
9.ブースターケーブルを取り外す。
10.車両を動かす。
作業後の回復方法
続いて、移動した後の回復方法です。
1.12Vバッテリのマイナスを外す
2.外した40Aのヒュージブルリンクを取り付ける
3.リレーボックスのカバーをつける
4.12Vバッテリのマイナスを取り付ける
5.パワースイッチONにして、5秒待機してからPレンジスイッチを押す
6.パワースイッチをOFFにして5秒待機
7.診断機をつないで検出されたダイアグコードを消去する
以上です。ダイアグコードの消去は、その後作業をする工場へお任せしてもいいかもしれません。
もし、サクラがどんどんと街中を走るようになって、何らかの原因で車が停止した場合、この方法で安全な場所へ移動してレッカーしてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。