またも大規模なリコールです。ホンダの軽自動車に21万台のリコールが出ました。
リコールの内容は燃料ポンプです。
低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
国土交通省HPより引用
対策はもちろん燃料ポンプの交換です。
これは先に出たダイハツの内容とほぼ同じリコールです。
ということは、燃料ポンプの製造メーカーが同じなのかな。と、いろいろ勘ぐってしまいますが、出てしまったものはしょうがない。
ホンダって、燃料タンクの形状が特殊な車が多くなかったっけ?と、思って、各車種の燃料ポンプ交換指数を調べてみました。
NBOXで1.1時間。NVANで1時間。NONEが1.1時間。S660が1.9時間。NWGN1時間。
こうやって見てみると、S660が燃料ポンプ交換やりにくいようですね。
で、気になったのでダイハツの指数を見てみたらムーヴで1.5時間でした。
ダイハツよりも脱着はやりやすいという事なのかもしれません。
S660だけは難易度が上がる。
注意書きを見てみると、このような記載があります。
思い返してみれば、令和2年の5月にホンダでもポンプのリコールが出てましたね。どうやら今回のリコールは範囲を拡大となるものですね。
年式をみると平成30年式の車ばかりです。
実際に止まってしまった人も居るので、このリコールは早めに受けてください。
以前リコール対象のポンプを分解してみました。参考にしてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。