去年の5月頃に、ハンターカブのオイル交換をしました。
その時に入れていたオイルはG3という化学合成油です。ホンダはバイクのオイルを明確化しており、ハンターカブに推奨されているオイルはG1というオイルです。
ハンターカブを買って初めて交換したオイルはG2でした。そして去年はG3を入れて一年間過ごしました。
これで今年もシーズンになるので、オイル交換をしました。
入れたオイルはとうとうホンダの最高峰オイルであるG4です。
目次
ハンターカブにG4を入れてみた
前回オイル交換をしてから1年近く経過しているものの、走行距離にしたら400km弱でした。
去年は全然乗ってないですね。ただし、オイルって一度熱を加えると酸化して劣化していくので、時間軸でも交換をしないといけません。
というわけで、買い置きしてあったG4をハンターカブにいれます。
一応、G3からG4に入れ替えると、どんなふうに変わるのかを観察します。
まずは完全暖機状態でのアイドリング騒音。
75dB~72dBをいったり来たりしていました。G3の粘度は10W-30です。
エンジンを温めてからの方がオイルの抜けがスムーズです。
その為に暖機をしてからのオイル交換がいいですね。やけどには注意が必要です。
そしていつも驚かされるのが、マグネットドレンに付着してくる鉄粉です。
たった400kmでもここまで鉄粉がついてきます。
パーツクリーナーで奇麗にして、パッキンを交換して取り付けます。
バイクには絶対にマグネットドレンボルトにしたほうがいいねと思える瞬間です。
そしてG4。100%化学合成油で粘度は0W-40。ホンダではレーシングマシン用に開発しているオイルです。
Honda(ホンダ) 2輪用エンジンオイル ウルトラ G4 SL 0W-30 4サイクル用 1L 08235-99961 [HTRC3]
それを125ccのハンターカブに入れるのです。超オーバースペックなことはわかっています
しかもペール缶で買ってある(笑)
オイル交換のみだと0.7Lしか使いません。ペール缶だとおよそ28回分。
今の使い方をしていると、28年分のオイルになってしまう(笑)
G4を注ぎます。
ハンターカブに限ったことじゃないのだろうけど、オイルレベルゲージは経年劣化で折れてしまいそうな気がします。
樹脂製のゲージですけど、車のそれとは違ってしなやかさがない。
G4を入れたら、エンジン騒音が大きくなった?
オイル交換をして、エンジンに火を入れて、エンジンの騒音がどんなふうに変わるかを観察してみました。
するとほぼ誤差と言えば誤差なのかもしれませんけど、若干騒音が大きくなっています。
78dB位まで上がった時があります。
今まで入っていたG3が10W-30の粘度なのに対し、G4は0W-30でさらさらしているからかもしれません。
一番体感できたのはシフトフィーリングですね。
今までもオイル交換をすると、最初に分かったのがシフトフィーリングでした。
だけどG4にいれたらそれまでのフィーリングよりも、さらにシフトフィーリングが良くなりました。G2の10W-40を入れていたときはシフトが固かった。
G3に変えたら、カチカチ入るようになった。
G4に交換したら、スコスコと入るようになった。吸い込まれるようにギヤが変わります。これもオイルの粘度が関係しているのでしょう。
今後は燃費を計測していきます。ホンダが燃費も上がると公言しているので楽しみです。超低フリクションオイルのG4。期待しています。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。