ENEOSからPEA配合の燃料添加剤が販売されています。
これを今回試してみましたので、レポートしたいと思います。
ENEOSのデポジットクリーナーはe60とe40というものの2種類があります。
中身は同じで、量が違うだけです。e40は軽自動車など。e60は燃料が多い車用となっています。
今回使うのはe60です。これを走行8万キロを超えたシエンタに添加して、燃焼室がどのようにい変化するのかを観察してみました。
目次
走行距離8万キロオーバーのシエンタのエンジン内部
走行距離は80344kmです。
エンジンは1NZで、過去に何度か燃料添加剤を試したことはあります。
現在のエンジン内部の状態はどうなのか?
プラグを外して、内視鏡をプラグホールに入れて燃焼室内を撮影してみました。
ピストントップはこのような状態になっています。
まあまあ汚れているのが分かりますね。
この車にENEOSのデポジットクリーナーを入れます。
ちなみに色はこんな感じ。
やや黄色がかった透明。
燃料添加剤で有名なワコーズのフューエルワンより色は薄いかなと。
デポジットを落とすPEA(ポリエーテルアミン)は黄色っぽい色なのか?みんな似たような色合いをしています。
ガソリンを満タンにして空っぽになるまで走った後再度確認
この間ガソリンを2回給油して900kmほど走ってしまいました。
エンジン内部はどの程度奇麗になったかな?
プラグの焼け具合はこんなかんじです。まあまあ。普通にいい焼け具合ですね。
それでは気になるエンジン内部の状態です。
ENEOSのデポジットクリーナー添加後、900km走行の状態。
エンジン内部がより真っ黒になっているのが分かります。
余計に汚れているじゃないか!と突っ込まれそうですが、これは他の添加剤で試した時と同じ。
どういうことかというと、燃料タンクに入れた燃料添加剤が、ポンプで吸い上げられてインジェクターで噴射される。
噴射された周りのデポジットやカーボンなどの汚れを落としながら燃料室へ堆積。それを走りながら燃やしていくという工程になるんだと思います。
もう少し走りこめば、奇麗になっていくわけです。
つまり、ちゃんとデポジットクリーナーは効いている。
入れる前
入れた後
カーボン・デポジットの堆積量が増えているのが目に見えてわかります。
ちゃんと効果があったということをお伝えします。あとはお好みで自分の好きな燃料添加剤を試してみてください。欲しい人はENEOSで買ってください。買えない人は、フューエルワンでも同等の効果を得られるのは実証済みです。
僕が一押しなのはやっぱりワコーズのフューエルワンですね。
この実験はYouTube動画にもしてあるので、合わせてご覧ください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。