2月17日付で、三菱よりリコールが2件とサービスキャンペーンが1件発表になりました。
いずれもデリカD:5です。
これらのリコールですが、実はこの3件全てが該当している車もあります。
1車種に2件のリコールとサービスキャンペーン1つの合計3つが発表になるのは稀なので、順番に見ていきます。
目次
デリカD:5のリコール エキマニとターボ不良
1つ目のリコールがエキマニの不良。
エキゾーストマニホールドにおいて、EGR(排気ガス再循環装置)用のパイプの構造が不適切なため、排気ガス処理システム作動時の熱負荷による、エキゾーストマニホールドの熱膨張・収縮の繰り返しにより、当該パイプの溶接部に亀裂が入ることがある。そのため、亀裂部より排気ガスが漏れるおそれがある。
国土交通省HPより引用
こちらはエキゾーストマニホールドを耐作品に交換する処置となります。
対象の車体番号は
CV1W-0900101~CV1W-1308081
平成24年12月18日~平成31年1月7日製作
58297台
続いてのリコールはターボです。
内容は以下の通り。
過給機において、ハウジング接合部のシールリングの設定に不備があり、構成部品の精度ばらつきによっては使用過程においてシール不良に至るものがある。そのため、シール不良部位から排気ガスが漏れるおそれがある
国土交通省HPより引用
こちらの処置はターボの交換です。
対象の車体番号は
CV1W-0900101~CV1W-0912744
平成24年12月18日~平成26年4月18日製作。
11821台
上の2つを見ると、車体番号が重複している車があるので、それらは2つともリコールがでています。
サービスキャンペーンの内容は?
最後にサービスキャンペーンです。こちらの不具合箇所はECU。
エンジンECUにおいて、排気ガス処理装置を定期的に浄化するためのプログラムが不適切なため、 一部の使用環境や使用条件で正常に作動せず、触媒に付着した排気ガス中の硫黄成分が除去されないことがあります。 そのため、触媒の性能が低下し、排気ガスに含まれる窒素酸化物が増加するおそれがあります。
三菱HPより引用
対策はECUの書き換えです。
CV1W-0900101 ~ CV1W-1308081
平成24年12月18日 ~ 平成31年1月7日製作。
58300台。
こちらも2つのリコールとバッティングしている車があります。
合計で3つ全部該当してる車もありますね。
いずれにしろ、エキマニを外すという事は必然的にターボも外すので、どうせならこの年式なら3つすべてに該当していた方がラッキーと言えるかもしれません。
ターボが新品になると前向きに取りましょう。
リコールはディーゼルエンジン搭載車ですね。部品が間に合い次第の開始となります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。