いすづのエルフですが、ちょっと面白いタイプのオイルフィルターを交換したのでレポートします。
エンジンは4JJ1です。
オイルフィルターはエンジンの運転席側の下にあります。
まずはオイルフィルターに付いているドレンボルトを外して、フィルター内のオイルを抜きます。17mmです。
オイルが排出されるので、ある程度出なくなるまで待つ。
パッキンはゴムパッキンです。
オイルを排出した後、17mmのボルトを取り付けて、その上にある22mmのボルトを緩めてオイルフィルターを外します。
22mmのネジを緩めていくと、フィルターを外せます。
オイルフィルターを外した状態です。
オイルフィルターは紙のカードリッジだけ交換できるタイプです。
オイルフィルターを外した状態。
オイルフィルターのケースです。
フィルターのケースを洗浄します。
ある程度フィルターのケースを洗浄したらパッキンを交換します。パッキンは3つ。
フィルターのドレンボルトのOリング。フィルターの筒を締め付けている22mmの部分のOリング。そしてオイルフィルターのケース本体のOリングです。
ケースのOリングは縦長の面白い形です。
ケースに溝があるので、そこに新しいOリングをはめます。
フィルターのケースを組み立てます。
スプリングを先に入れておく。
そして、新しいオイルフィルターを設置。各Oリングにオイルを塗布しておきます。ねじれ防止です。これは必ずやること。
ドレンボルトを先に締め付けます。
そしてオイルフィルターのケースをエンジンにドッキング。
完成です。オイルを入れて、オイル漏れがないかを確認します。最後にオイルのレベルゲージでオイルの量をきちんとはかっておきましょう。
エルフの4JJ1のオイルフィルター交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
突然の質問でごめんなさい
オイル交換をしたのですが、0リングの内側にある鉄が降り曲がってしまったのですがなぜ降り曲がってしまったのかは分かりますか?
オーバートルクだったのか、それとも何かが噛み込んだのか?現物をみてみないと何とも言えませんね・・
こんばんは
先日同じ作業をしたのですがスプリング取り付け位置を間違えて、すぐに気づいたので良かったのですが、このスプリングの役割は何でしょうか?
エンジンオイルが循環する際にバネがあることで脈動してよりスムーズに循環するとかでしょうか?
役割は何でしょう・・。でもこのバネがないとフィルターが遊んじゃいますよね・・。固定する為なのか、油圧でリリーフするようになってるのかそんな感じですかね・・?
回答ありがとうございます。
先ほど、ディーラーへ確認したらエンジン側へ固定するためだけらしいです。
自分は過剰な油圧がかかった時に減圧するのかと思ってましたがバイパスバルブはクーラー側にあるとか言われてました!!
昨日フィルターを交換したのですが、フィルターを外した時にスプリングも一緒に外れて本来の向きが分からなくなり、この作業記録を参考にさせてもらいました。
交換後エンジンをかけたらオイルが大量に吹き出してしまい試行錯誤してスプリングを逆にしたら漏れなくなりました。
もし原因が分かれば教えて下さい。
なるほど・・勉強になります。
原因はなんですかね・・。スプリングの向きというよりはパッキンのねじれとかではないでしょうか・・?