注目のニュースが出たので、取り上げてみます。
警視庁は16日に、運転補助機能を備えた「安全運転サポート車」サポカー限定免許制度について、高性能な自動ブレーキを搭載する新型車、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急加速抑制装置を搭載した車などを対象にする方針を決めました。
ほぼ各紙面で取り上げてます。
さらに詳しく砕いて書くと
・2022年5月に創設
・75歳以上で、信号無視や一時停止違反をしたことがある人対象
・この免許になったら乗れる車が非常に限られてしまう
と、こういうことになります。
目次
来年5月以降、75歳以上の人は要注意!
問題になってくるのは、75歳以上の人で、違反をしてしまいサポカー限定免許になってしまった場合です。
この免許扱いになったら、乗れる車が一気に絞られてしまいます。
どういうことかというと、まずは自動ブレーキがついてること。そして、踏み間違い防止装置がついていて、誤発進や急発進を防ぐ装置を備えていること。
国土省の性能認定を受けた車もしくは、今年11月以降、新型車から段階的に義務づけられる自動ブレーキに関する保安基準を適用した車であること。
これらの要件を満たしていないと、サポカー限定免許では運転してはいけないということ。
免許の条件等にサポカー限定とされるため、条件違反の無免許状態になってしまうということですね。
2019年以前の車には乗れなくなるという事実
要するに一番困るのが、今まで所有していた古い車には乗れなくなるということです。
車を買い替えないといけないわけです。もちろん今後出てくる車であっても、自動ブレーキなどの性能を満たしてないと乗れないわけ。
今990Sのロードスターが新しくラインナップしてますよね。でもこの車、自動ブレーキついてますか?
付いてません。つまり、今新車で出ている車であっても乗れる車が限られてしまう。
老後になって、温めておいた旧車やクラシックカーに乗ろう!とは今後いかなくなるわけです。
よく考えてみると、自分の親もこれに該当してきますからね。
うちの車には自動ブレーキはついているものの、超初期タイプの自動ブレーキなので駄目です。つまり車に乗り続けたければ、違反をしないか、買い替えるしかなくなると。
義理の両親もまさにこれに該当します。違反をしたら買い替えないといけなくなる。
お金を持ってる高齢者ならばいいんですけど、生活がいっぱいいっぱいの人だっているでしょう?そういう人に関しては、ほぼ強制的に退場という意味をもってるわけです。
今のところ300型式ほどは対象車があるようですが、どれも新しい車なんだから買い替えるにもかなりまとまった金額は必要になりますからね。
古い軽トラックに乗って、ぶつけまくってるおじいちゃんなんか一発でアウトです。
お気をつけて!
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。