車の故障診断機OBD2カプラから読み取れる情報は多数!Wi-FiのOBD診断機を買ってみた

今の車には日本車、外車問わずにOBD2というものが備わっています。OBDっていうのはオンボードダイアグノーシスの略で、故障コードをモニタリングできるもの。

OBDがスタートしたころは、各自動車メーカーで診断機をつなげるカプラの形状が違いました。その為、変換カプラをメーカーごとに用意したり、診断機のソフトを差し替えたりしました。

今はハードディスクの診断機になってるので、診断機の中にほとんどの自動車メーカーの対応ソフトが入っています。

そしてもちろん国産車も外車もOBDをつなぐカプラーは共通となりました。

台形の16ピンコネクタです。ここに故障診断機を接続します。

家に故障診断機があれば便利だなと思って、ネットでWi-Fi機能が付いたものを買ってみました。

それがこちらです。

仕組みはこのインターフェースを車のOBDカプラに繋げる。ここからWi-Fiで通信してスマホにECUのデータをモニタ出来るというものです。

専用のスマホアプリで繋げた車の情報を読み取れるなかなかすごいアイテムです。

OBDで読み取れる情報は多岐にわたる

そもそもOBDで何ができるのか?

代表的なのはエンジンチェックランプが点灯した時に、故障コードを残します。

その故障コードを読み取る事。エンジンの自己診断能力で、どこのセンサが異常を感知したかがモニタリングできます。

故障コードP0131とかそういうコードですね。このコードナンバーリングも各自動車メーカー共通になっています。

この写真の診断機も10年以上前のものです。

それでも結構な情報を読み取れます。故障コードが残されたときの車両情報が保存されているので、何が原因でそうなったかを読み取っていきます。

その他に故障診断機で出来る事と言えば、各センサのデータをリアルタイムでモニタリングできる機能。

例えば、エンジンのかかりが悪いという時。真夏でエンジンがかかりにくい。クランキングをして、なかなか火が入らないっていうくすぶり状態があったとします。

そんな時は、こちらのセンサのデータをモニタリングしてみる。すると、水温センサの表示がマイナス20度と出ている・・。今は真夏なのに水温センサはマイナス20度表示。

ECUはセンサからの信号を元に、燃料の噴射量を演算します。マイナス20度だと濃いめに噴射するため、エンジンがかかりにくくなるということ。

ここからわかることは、水温センサが不良だということです。

あとはアクティブテスト。例えば、インマニを外さないとプラグを交換できない車が、エンジン不調を起こしていたら。

パワーバランステストをしようにも、プラグを外すにはマニを外さないといけない。そうしたらそもそもエンジンかけられないねって。

そんなとき、アクティブテストをするとインジェクタの駆動を気筒ごとに停止したりすることができます。診断機をつなぐだけでパワーバランステストができる。

さらにはECUのリプロなんかも診断機でできるのです。

ELM327を買って繋げてみたら

この手の製品って結構前から売ってました。

興味はあったんですけど、iPhoneのアプリが出てなかった為試せませんでした。

それがどうやらいつの間にかiOSに対応になっていたので、買ってみました。

まず自分の車に繋げてみたら、どうもダイハツ車はつながらないようでした。製品の説明にそう書いてあった。一部ダイハツ車にはつながるようですけど。残念。

ということで家のシエンタに繋げてみた。

初代シエンタなので、年数が20年近くたってきています。でもパラメーターは読み取れるし、もちろん故障コードも読めました。

これは、最新の車に繋げればかなりの情報量を読み取れるねと。感心しましたね。

何よりスマホをモニター代わりに出来るという事もいい。各自動車メーカーに繋げられるのもいい。

こんなものが2000円足らずで買える時代になったことが何よりビックリしました。

家に複数台車がある人は買う価値が大いにあると思います。

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