ホンダZR75のシリンダーをアクリル製にしたエンジン動画!構造を非常に理解しやすい

海外YouTuberの作品ですが、エンジンの構造をすごくわかりやすく見ることができます。

どういうことかというと、シリンダーブロックを透明のアクリルで製作されているのです。

使われているエンジンはホンダのバイクのもの。単気筒エンジンのZR75です。このシリンダーをアクリルで製作して、実際にエンジンをかけているんです。

これって、今までCGとかでしか見えなかったもの。これを現実に稼働させることに成功しています。

つまり、エンジンがどのように駆動しているのかがわかります。

吸入・圧縮・燃料・排気の4サイクル行程を得て実際どのようになっているのか?これを見ればわかります。

エンジンの燃焼行程をみると見えてくるもの

圧巻なのは、燃焼行程ですね。火炎伝播がどのように発生しているかがわかります。

これを見ると、燃焼室の形状や点火タイミングがいかに重要なのかがわかります。

単純な単気筒エンジンでもここまでわかります。

もしこれを複雑な多気筒エンジンで出来るのなら、エンジン制御も随分可視化されてわかりやすくなりますよね。

可変バルブだったり直噴だったり。メーカーがダミーシリンダーとしてアクリル製品のブロックを販売してくれると、研究もしやすくなりますね。

ただし、この動画をみると随所に工夫が取り入れられているのがわかります。まずアクリル製のシリンダーブロックは当然ながら鋳鉄ブロックに比べると耐久力が劣ります。

そこで、圧縮比を下げています。

ピストンリングも専用のものに作り替えられています。おそらくオリジナルのままシリンダーだけをアクリルにしたら、すぐにクラックなどが入ってしまっているのかもしれませんね。

海外YouTuberって、やはりこういうことをさらっとやってのけるところが凄いですよね。

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