足廻りのガタとブーツの破れ

車検時に引っかかる検査の一つに足回りのガタとブーツの破れがあります。
自動車には、足回りと呼ばれるサスペンションが備え付けられていて、各アームのジョイント部にはボールジョイントなどで連結されていて、そこにはグリスの詰まったブーツが付けられています。
このブーツが破損していたりするとまずは車検には通りません。ブーツを交換しないと駄目。
有名どころはドライブシャフトブーツ。特に前輪駆動の外側のブーツがよく切れる。
そしてタイロットエンドブーツ。これもよく切れてしまいます。
ステアリングラックブーツ。古くなってきたら結構な確率で切れています。伸縮を繰り返すゆえ切れやすいブーツの一つ。
あとは各アームのジョイントのブーツですね。ロアアームのボールジョイントのブーツとかアッパーアームのジョイントブーツなど。ブーツ一つの値段はたいしたことがありません。
しかし時として、工賃の方が高くなってしまうなんてこともよくある話。

sus-boots

ブーツ交換で収まればいいんですが、そこにガタが発生していると車検に通らない。
これはブーツでなく、そこの部分を換えないと駄目。ボールジョイントだけで外れるものに関しては付け替えればいいんですが、ロアアームアッセンブリーの供給になってしまう車種もたくさんあります。
いくらブーツが破れていなくても、やはり経年劣化でボールジョイントが減ってくる。
そうするとガタが発生します。最悪ナックルからジョイントが外れて、タイヤが明後日の方向へ向いてしまうこともよくある話。
ガタを見分けるにはコツがいります。ハンドルの遊び検査で分かるんですが、ハンドルをフルロックさせて何度も何度もロックをさせ、リリースを繰り返す。これでジョイントが浮いたりするとガタがある。
あとはタイヤレバーで抜く方向へこじってみる。少しでも動いちゃったりするとガタが発生。
交換しないといけません。距離と経年を考えて自動車の足回りは15万キロほどで新品に一掃してアライメントを取った方がいいかもしれない。ダブルウィッシュボーンならアームは4本。
それらを交換して、アライメントを取り直す。これで完璧でしょう。しかし実際はお金がかかるのでガタが発生したら交換を繰り返すのが世の常なのでした。
うーむ一気にアームを換えてみたいなぁ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする