ホンダのNBOXです。こちらの車には軽自動車ながら電動パーキングブレーキが搭載されています。
電動パーキングブレーキというのは、サイドブレーキを電子的に行うもの。普通の車は後輪にサイドブレーキ機構をそなえていて、ワイヤーを介してレバーにつながっています。
レバーを引くとワイヤーが縮み、ブレーキをかける。これが機械的なサイドブレーキ。
電動パーキングブレーキは、その名の通り。後輪のブレーキにモーターを付けています。スイッチを押すとモーターが動いてブレーキを稼働させる。
ここまで書くとサイドブレーキを電動でやっているんだなということです。
しかし、自分でブレーキを分解など整備をする場合、ちょっとした方法が必要になります。
というのも、NBOXの電動パーキングブレーキは設定によっては、パーキングに入れてエンジンを切った瞬間に自動で作動するからです。
YouTube動画にもしてあるので、動画を見たほうが分かりやすいです。
つまり、この設定を解除しておかないとブレーキがロックされたままになり、分解ができません。法定点検やら車検でブレーキを整備する時って、キャンセルしないといけない。
目次
NBOXの電動パーキング自動設定キャンセル方法
やり方は取扱い説明書にも書いてありますが紹介します。
1、エンジンは停止状態でIG/ONにする (スタートスイッチを2回押す)
2、電動パーキングスイッチを押して稼働状態にする。
3、電動パーキングブレーキが稼働している状態で、電動パーキングのスイッチを長押しする
するとスイッチのランプが点灯→点滅に変わる
4、スイッチのランプが点滅状態の時に3秒以内に再度スイッチを長押し
↓
作動音が鳴る
ピーという音がなればキャンセル
ピーピーという音がなればONになっています。
一連の流れはYouTube動画であげてあるので確認してください。
車検整備時にはキャンセルを検査が終わったらONにしておいて
車検整備や法定点検などの整備作業と検査をするとき、キャンセルしないとブレーキを分解できません。
なので、基本的に整備士がON・OFFすることが多いと思います。
ここで注意が必要なのは、全部終わった後に設定を戻しておかないといけないという事。
実はこのクレームがそこそこ来るんです。整備士が再設定をし忘れていて、
「車検が終わったら自動でサイドブレーキ効かなくなった!」
こういうクレームはつまらないので、終わったら元に戻しておくことをお忘れなく。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。