この前騒然としたニュースで、オーナーの目の前でRX-7が盗難に遭ってしまったものがありますよね?
このオーナーは情報を開示して、SNSで呼びかけをしていたため、翌日には車両を発見することができ車は戻ってきました。
今や25年ルールのおかげでRX-7に限らずGT-Rやスープラ、NSXなども窃盗団の格好のターゲットになっています。
もし、自分がそういった希少車に乗っていたらどうなのか?僕自身が考えた盗難防止対策をあげてみます。
目次
車を盗む側になって考えてみると、エンジンがかからない車は難しい
今回被害に遭ったRX-7も、窃盗団はエンジンをかけて盗んでいます。
手口としては、
ドアのロックを特殊なツールで解錠→メインキーシリンダーを分解→エンジンを始動して盗む
この3段階のステップを踏んでいます。
では、どのような防止策が効果的なのか?
効果的なのは、エンジンをかからないようにしておくこと。
どうすればいいか?簡単なのはヒューズを抜いておく事です。
窃盗団の考えだと、キーシリンダーをバラせればその時点でエンジンを始動して盗むことができる。
この時点で、エンジンが始動できなければかなり焦ります。しかも盗難をするタイミングはおそらく夜です。夜の見えにくい中で原因を追究するのは焦ります。
エンジンをかけられないようにしておく事がポイントです。
・メインヒューズを抜いておく
・IG関係のヒューズを抜いておく
メインヒューズはネジ止めされているものもあるので、毎日その作業をするのは大変ですから、IG関係のヒューズを抜くのがお手軽でお勧めです。
セキュリティアラームを付けておく
25年ルール時代のスポーツカーにはセキュリティがないものが殆どです。
後付けできるセキュリティアラームがお勧めできます。
こんなバイク用のものでも全然役に立ちます。
僕も自分のハンターカブにつけていますけど振動を感知してアラームを鳴らします。解除するのはリモコン操作です。
車に乗り込んだ瞬間にこんなアラームが鳴ればかなり焦ります。
後付けのアラームを車に積んでおく。しかもこれ乾電池で動くので、車内に入れておくだけでもオッケーです。
自分が使う時はあらかじめリモコンでオフにしてから乗り込めばいい。
脱着式のステアリングに交換しておく
車を盗難するときのポイントって、ハンドルの自由が利くかどうかにも関わってくるはずです。
止める時はハンドルロックをかけておくこと。
そして脱着式のハンドルボスに交換しておく。
車から降りる時、ハンドルロックをかけてハンドル自体を外しておく。
こうすれば、例え目の前にキャリアカーを鎮座してあったとしても、ハンドルロックでまっすぐ動かないので載せることは難しい。
ここまでの対策なら比較的簡単にできると思います。
・エンジンがかからないようにヒューズを抜いておく
・汎用セキュリティアラームを仕込んでおく
・脱着式ハンドルに交換しておく
25年ルール対象の車なら、ここまでの対策は簡単にできるのでぜひお勧めです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。