そんな時も来るだろうなとは思っていました。
ちょっと気を付けないといけなくなってきた事案なので紹介を。それは何かというと、ハイブリッドカーの駆動用バッテリーについてです。
世の中にハイブリッドカーというものが出てきてから、もう十年以上経過しています。中には20万キロ以上走っている個体もゴロゴロとしてきています。
純粋なエンジン車であれば、エンジンのメンテナンスをしていればいい。
だけどハイブリッドカーの場合、駆動用バッテリーを使ってモーターでアシストしたりしています。
バッテリーが劣化すれば、ハイブリッドの効果が薄れていく。
ハイブリッドカーの強みってストップ&ゴーです。自転車もそうですけど止まっている物体を動かそうとするのって、かなりエネルギーが必要です。
走り出してしまえば、ペダルをこぐのは簡単ですよね?
この一番力が必要な部分をモーターでアシストすることで燃費を稼げるわけです。
ではハイブリッドカーが苦手なのはどこか?それは高速道路です。高速道路はバッテリーの重さが逆にネックになってしまう。モーターでアシストする必要もない速度域で、ほぼエンジンからの動力です。
連続した高速走行ではハイブリッドのうまみが生かせません。
日本ではストップアンドゴーが多い為、ハイブリッドカーが適しています。
中古のハイブリッドカーは駆動用バッテリーの交換が必要になる事も
リーフのようなEVだと、駆動用バッテリーの劣化は、走行可能距離に直結するので死活問題です。
ではハイブリッドカーはどうか?
中古でハイブリッドカーを買ったとして、使っていたらエンジンチェックランプが点灯した・・。
内容を調べてみると、ハイブリッドバッテリー内部異常・・。これってまさか・・。
そのまさかです。
駆動用バッテリーが劣化してくるとランプが点灯します。もちろん駆動用バッテリーが劣化してくるとEVモードで走行できる距離も短くなります。
すなわち燃費ががくんと落ちてしまう。
ハイブリッドカーがEVモードで走れないとなると、ただの重りにしかなりません。
これがここ最近少しずつ事例としてあがってきています。
もし、中古のハイブリッドカーが欲しいのならディーラー認定中古車を買う事。これならばハイブリッド機構を無償で保証してくれます。
せっかく買ったハイブリッドカーのバッテリーが駄目になっていたということになると、バッテリー交換代がかかります。アクアクラスで17万弱かかりますので要注意。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。