すごくよくある誤発注。
営業「Aさんから電話かかってきて右の窓ガラス割れたんだって。注文しておいて」
僕「いいけど、現車確認してきた?」
営業「してないけど、間違いなく右って言ってたから。」
僕「ガラスは返品できないからね。いいね?見てきたほうがいいと思うけど・・・」
営業「わかってるよ!大丈夫だって」
というやり取りが先日ありました。そして、ガラスが入ったので修理しようと車を預かったら割れていたのはまさかの助手席側です。
何故部品の誤発注は起こるのか?
まず、車の部品構成で右と左の認識の違いです。
車って真上から見た図を思い浮かべてください。真上から見て右と左という風に認識します。
つまり右と言えば運転席側なんです。右ミラー、フロント右ガラス。これらは運転席側のミラーとガラス。
しかしお客さんで多いのが車を真正面から見たときで伝えてくる場合。この位置関係がさかさまになってしまう。ここで誤発注が起こりえます。
ガラス、ミラー、灯火類の注文は運転席側か助手席側で伝える事
左右で部品が違うもの。例えばガラスやミラー、ライトのレンズ類など。
これらを注文する時って、必ず運転席側か助手席側で位置確認をすること。
部品のオーダーを受ける側も注文する側も同様です。もしあなたが車の部品のみをお店に頼みたい場合。
運転席側か助手席側かで部位を伝えるようにしてください。
右ミラーとか右のテールレンズっていう風に注文を入れると、運転席側ですか?って丁寧に聞き返してくれる人ならいいんです。
でもそのままオーダーを受けてしまうと、車を真正面から見た図で注文していたら誤発注になります。
社外部品で補修パーツが出てるものなら返品は可能です。ですが、純正パーツだと基本的に返品ができません。
返品する場合って、返品手数料が発生します。
今回のケースでも結局部品が違っていたため、修理は後日に見送りになったほか、返品手数料がかかります。それをお客さん負担にできるのかっていう話。
この場合、話をうのみに受けた営業マンがいけないと僕は思います。その時に、運転席側ですかって聞いていれば、位置関係の間違いに気が付くことができましたからね。
部品の注文時は気を付けてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。