ダイハツのハイゼットのOEMになったスバル サンバーのクラッチをOHしたのでお伝えします。
最初にバッテリーのマイナス端子を外しておきます。
縦置きミッションですが、クラッチのOHは4WDだと4,5時間という指数です。実際には1時間程度もあれば十分。
配線を外していきます。
セルモーターは外さない。セルにつながる配線のみ外す。
クラッチワイヤーとプロペラシャフトの連結を外す。走行距離が2万キロにも満たないので、ミッションオイルも交換しません。なのでプロペラシャフトは差し込んだままにします。
運転席側のエンジンとミッションのつなぎ目にプレートがあります。ここの14mmのボルトと更に奥の12mmのボルトが面倒なだけです。
ミッションに巨大なステーがありますが、これをとめているボルトが17mm。基本的に17mmのミッションの連結ボルトにはネジロックが塗ってある。
シフトワイヤーは3本。4WDです。
ミッションジャッキを使ってミッションを後方へずらす。
1本スタッドボルトがあるので、まっすぐ後ろへ引き抜かないとダメ。
クラッチ。
レリーズベアリングを新品にします。
スプラインとベアリングの摺動部にクラッチグリスを塗布。
フライホイールです。
クラッチは多分これじゃないですかね?ハイゼットと同じだと思います。
芯棒を差し込むタイプのセンターだしツールは使えません。
センターを出したらミッションをドッキングします。スタッドボルトが長いため、まっすぐいれないとはまらない。
最後がなかなかきっちりいかないんですよね。きちっとはめてからネジを締めましょう。
あとは元に戻して終わりです。
サンバー S211JのクラッチOHでした
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
2万キロ?原因が気なります。
オーナーがお年寄りで、耳が遠いため半クラッチを使っている自覚がないのが原因ですね。
最短で60kmという人がいました。
60km!!!
クルマが燃えなくてよかったですね(笑)
スズキのオートギヤシフトとかを勧めたいくらいです。
あるていど若いうちにATにも馴染んでおかないと、MTからATへの移行がお年寄りには難しいらしいんですよね。
売れる売れない関係なしに、MTしか乗れない人たちもまだまだ現役ドライバーだということを、メーカーでも認識してもらわないと困りますね。
特に田舎では交通の便を考えると尚更だと思います。
年を取ってからATに乗れるかというと、そうでもないのが現状ですね。
やはり、長年マニュアル車を乗っていた人はAT車を運転するのが怖いんだそうです。