エンジンオイルに鉱物油は駄目?今の純正オイルの殆どが部分合成油以上になってる件

この前、家で使ってる車のオイル交換をしました。

交換したオイルは数年ぶりとなる鉱物油をチョイス。

交換をしてから500kmほど走行したので、改めて感想などを書いてみます。

エンジンオイルにはご存知の通り、鉱物油・部分合成油・全合成油・100%化学合成油といった種類があります。

話がややこしくなるので、全合成油と100%化学合成油はさらに分けてあります。

今新車に充填されている自動車メーカーの純正オイルって、どのベースオイルだと思いますか?一番多いのは部分合成油です。

部分合成油は鉱物油と化学合成油を混ぜたものです。熱にも強く、比較的安価なオイルです。

一昔前の車は鉱物油がメインだったのですが、自動車メーカーの純正オイルで鉱物油を見つけるのは難しくなってきました。

鉱物油のエンジンオイルで交換して、しばらく走った率直な感想は

家の車は初年度登録が古いので、以下のエンジンオイルの使用がOKとなっています。

0W-20

5W-30

5W-20

10W-30

説明書に記載があるのはトヨタモーターオイルのSLかSJです。今トヨタで進んでいる純正オイルっていうと、GLV-1 0W-8。これはヤリスハイブリッドに新車充填されています。

トヨタ純正モーターオイルSN 0W-16というのもあります。

さすがにこれらのオイルを今乗ってる車に入れると不具合が起きる可能性があります。粘度が低すぎるからです。

低粘度化されたオイルって、性能を安定させるために部分合成油か化学合成油になっています。今の車ってほとんどが0W-20以下のオイルを使っていますよね?

これが純正オイルの性能を底上げしている要因かもしれません。

話を戻して鉱物油です。しばらく走ってみた感想はどうか?

普段街乗りレベルで使っているだけなので、オイルがたれるという感じもなく、ごく普通にエンジンは回っています。

4Lの価格が1080円だったことを考えれば、コスト的には非常に安上がりだったと。

ランニングコストを下げるには十分ですよね。その前に使っていたオイルはトヨタ純正の0W-20なので、およそ3倍の価格でした。

同じお金を払えば3回オイル交換ができてしまいます。

では、トヨタ純正の0W-20は3倍の満足度や性能があったかというと、それも微妙です。

燃費が低粘度の為若干は向上しているかもしれませんが、価格差をひっくり返すことはできませんし、そのオイルの性能を引き出すような使い方でもないので、純正オイルの方がオーバースペックだったかなと。

純正オイルなので、それなりの安心感はもちろん勝っていますけど。

4L1080円で買ったエンジンオイルで、不具合なく満足できるという事なら使い続ける意味もありますよね。

ただしずーっと使い続けた後どうなっていくかというのはわかりません。

やはり安いオイルの方がオイルの分子構造がバラバラなので、まれに潤滑が厳しくなることもあるでしょうし、鉱物油なので熱がこもると性能劣化も早いです。

10万キロくらいのスパンで高いオイルを入れていた車と安いオイルを入れていた車。それぞれエンジンをばらしてクリアランスなどを測定すると、もしかすると高いオイルをつかっていたほうが、エンジンのクリアランスはひろがってないかもしれない。

ただ20万キロ位までで乗り換えるというのであれば、少しくらいノイズが大きくなったって問題ないとすることだってできる。

安いオイルと高いオイルってこの辺りが非常に難しいです。

街乗りレベルなら鉱物油でも全然OKです。

新車を買ってとても大切にしている!という事でない限り、安い鉱物油でもいいんじゃないかなって。

もちろん前提として、安いオイルのグレードと粘度がその車に適合していないと駄目ですけどね。

とりあえず次回はまた違うオイルを入れようと思っています。もうちょっとグレードのいいものを用意する予定です。

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