スズキのエブリィですが、エンジンを吹かすとヒュルルルルという変な音がするといって入庫してきました。
実はこの異音、エンジンオイルを交換することで直りました。
この異音は一体なんだったのか?
目次
エンジン吹かすとヒュルルルル音の原因は?
エンジンを吹かし上げるとヒュルルルルという異音、この正体は一体何なのか?
まずこの異音は再現するのにコツがあります。普通に乗っている分には異音が発生しません。どのように再現するのかというと、アクセルを一気に踏み込んで負荷をかける。
こうすると吸気の音がヒュルルルルという変な音が発生していました。
このエブリィはターボ車です。そうです結果を先に書くとターボの異音です。
ちなみにこのエブリィは昔ターボを交換した経緯があります。
オーナーはオイル交換をこまめにするタイプではなく、一度ターボを壊しています。
その時の症状はさらにひどくて、アクセルを踏み込むとギャーという音がして、ふけ上がりませんでした。
原因はタービンの羽根がガタついて、壁に干渉する為、アクセルが引っかかってしまっていたもの。
今回はどの位オイル交換をしていなかったのかというと、何と15000kmも交換されていませんでした。15000kmも交換しなかったら、下手したらタービンが焼き付く可能性もあります。
ターボから異音が出ていた原因は!?
フローティングターボだとすると、オイルに軸が浮いているような仕組みになります。
実際、このエブリィの場合オイルエンジンが温まったほうが異音が小さくなりました。
エンジンが暖機されることで、オイルの粘度が柔らかくなったことも影響していました。
オイル交換をする際に、一度普通のエンジンオイルを使ってフラッシングさせたあと、もう一度交換。当然オイルフィルターも同時に交換することで、異音はおさまりました。
エンジンの異音がオイル交換をするだけでも収まるという例です。
この場合は、同じ使い方をしていればまたターボが壊れる可能性が高かった。異音が出た時点で入庫してくれてよかったと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。