車の各種電球って、切れたら当然交換しないといけませんよね。
簡単に交換できるタイプであればいいんですが、中にはこんなに大変なの?と言わざるを得ない車もたくさんあります。
スバルのサンバーもそのうちの一つで、フロントの車幅灯を交換するためにはなんとヘッドライトを外さないとできないのです。
車幅灯です。
こちら側の車幅灯が切れている。しかもサンバーの場合、運転席側のヘッドライトを外すのは助手席側のライトを外す作業よりも大変なのです。ペダルやらなにやらのスペースの問題なんですけど。
実際に作業を見てみましょう。100円足らずの車幅灯を交換するための作業工程です。
ヘッドライト自体は下に2本、上に1本の合計3本のナットで固定されています。
運転席側は、作業スペースが狭いので、アクセルワイヤーのカバーを外した方が作業がしやすい。
このカバーを外して、ヘッドライトカバーをまずは外す。
そしてこの写真に写っている3本の10mmのナットを外す。上のナットはちょっとやりにくい位置です。
ナットを外したらヘッドライトを外します。まっすぐ外さないとネジ山が引っかかる。
ヘッドライトが浮いてきました。
ようやくヘッドライトの裏側にアクセスができます。
下の方にソケットがありますので回します。
ようやく外れました。交換します。
取り付ける前に点灯するかテストしておきましょう。
ボディのパネルの構造上、サンバーのフロント車幅灯を交換するにはヘッドライトを外す必要があるわけです。
日整連の作業指数で検索すると、ヘッドライトの脱着は0、6時間となっていたので、100円足らずの電球を交換するのに工賃が3000円以上かかってしまうわけです。
以上、ライトを外さないと車幅灯が交換できない車でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
5年前までスバルディーラーの整備士でしたが、涙目インプレッサの型式GDB?はバンパー外さないと車幅灯が交換できない面倒な車だったのを思い出しました
車幅灯の電球なんて、ウエッジ球で100円ちょっとくらいですよね。だけど工賃をどの程度貰えばいいのか・・・?
微妙に悩ましい整備ですよね。こういう電球交換って。