ハンターカブ、CT125を新車で買ってからというもの、バイクというものに改めて触れ合うことで勉強をしています。
ハンターカブの取り扱い説明書を読んでみると、初回のオイル交換についてこのような記載があります。
エンジンオイル交換時期 初回1000kmまたは1ヶ月。以後3000kmまたは1年ごと。
車の新車点検時は1000km又は1ヶ月です。新車点検の時オイルとオイルフィルターの交換を推奨していますが、強制ではないし説明書にもそのような記載はありません。
車には初回オイル交換について記載があるものはみた事がありません。では、どうしてバイクには1000km又は1ヶ月で交換が推奨されているのか?考えてみました。
目次
バイクはエンジンオイルでミッションオイルも兼ねている
バイクはと車の大きな違いは、エンジンとミッションが一体になっているということです。
車の場合、エンジンがあってクラッチがあってミッションがある。ATの場合はエンジンがあって、トルクコンバーターがあって、ミッションがあります。
エンジンとミッションは分離でき、それぞれに別々のオイルを使っています。
バイクの場合は同じケースの中にエンジンとクラッチ、ミッションが共存しています。
1000km又は1ヶ月で初回のオイル交換をしてほしいということは、各部の鉄粉がそこそこ発生するからだと思います。
エンジンにはバリがなくなってきているとはいえ、ミッションはギヤチェンジの操作加減で傷み具合が変わります。この為、初回オイル交換は早めに設定しているのではいかと。
同じ4サイクルエンジンでも車用のオイルは使わない事
そして、バイク屋さんにも口酸っぱく言われたことですが、車用のオイルをバイクに使わないでくれと。
昔、僕はゼファーXに乗っていたことがあります。その当時バイト先の先輩は、同じ4サイクルなら車用のオイルだっていいんだぜ!といっていたので、うのみにして車用エンジンオイルを入れたことがあります。
その当時のフィーリングまでは覚えていないんですけど、車用のオイルをバイクに使うのは良くないんです。
理由は2つで、クラッチに負担がかかるということ。そして、ミッションオイルも兼ねているので、普通の4サイクルオイルではミッションに負担がかかるということ。
実際に100km、1ヶ月使ったオイルの状態は?
買ったばかりのハンターカブですが、ちょうど1ヶ月位経過したのでオイル交換を実施しました。
走行距離はまだ100kmちょうどでした。
オイルをよく見てみましたが、鉄粉らしきものはほとんど見つからなかったです。
それでもそこそこ汚れているように見えるのは気のせいでしょうか?
もともとのオイルが茶色っぽいからかもしれませんけど。
ちなみに入っているオイルはG1という鉱物油ですが、入れたオイルはG2で部分合成油。粘度は10W-40のものを買ってしまったので、硬いオイルになってしまいましたけど入れてみました。
次は1000km位の時にオイルを交換しようと思っています。
今度はG3を買ってあるので、化学合成油に入れ替えたらどうなるのかも試してみたいと思います。バイクってオイル交換をすると車以上に体感ができます。
硬いオイルを入れるとシフトが硬くなるし、エンジンの振動もダイレクトに伝わってくるからかもしれません。
とにかく楽しい!バイクはやっぱり最高です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。