キーを抜いてもオーディオ付きっぱなし?格安オーディオに要注意とバッテリー上がりについて

昨日の事ですが、自分の目を疑いました!まずはこちらをご覧ください。

車のキーを抜いているのにキラキラと輝き続けているオーディオ。

この怪しげなオーディオはAmazonで某国製の安売りオーディオを買って取り付けたものです。性能的には、USBを持っていてAUXで音楽を聞いたり、スマホとBluetoothでペアリングして、音楽を再生することができます。

iPhoneとなら、ライトニングケーブルを介せば画面を映し出すことも可能です。ミラーリングのオーディオです。

この安売りオーディオ、昔からトラブル続きでしたが、とうとう今日はキーを抜いたのに電源が付きっぱなしという症状になりました。

しばらく放置してみるものの・・・消えないオーディオ

この日は送迎で100km以上走ったので、バッテリーは元気な状態でした。なのでしばらく放置してみて、そのうち消えるのかなと思ったんです。

3時間位経過して車に戻ると、夜で暗くなってるのにも関わらず、点灯しているオーディオ。

このままだとバッテリーが上がるなと思い、コネクターを外してオフすることにしました。

この前は全く電源がはいらなくなったりもしました。その時も電源のケーブルを抜き差ししたら直った。

今度はどうかな?

電源側のカプラーを抜いてみると、ようやく電源が落ちました。ちなみにオーディオを触ると熱かったです。それもそのはずずーっと電源がオンになっていたわけですからね。

オーディオにファンもついてないし。

頻繁にバッテリー上がりを起こす車は暗電流が大きい

たまに、バッテリーを新品にしても頻繁にバッテリーが上がるというトラブルの相談を受けることがあります。

これは暗電流が問題となっています。暗電流っていうのは、車のキーがオフの状態で消費している電気のことと考えてください。

エンジンがかかっていれば、オルタネーターが駆動してバッテリーに電気を貯めてくれます。しかし、エンジンを停止しているとバッテリーは電気を貯めることができなくて、内部の電源として消費していくだけです。

常時電源がかかるものとしては、車のオーディオの時計やバックアップ系統。いちいち電源をオフにしてしまうと、車に乗り込んだ時いつも時計がズレてしまいます。

こういうものには常時電源を供給しています。

バッテリー上がりを起こす車は、この暗電流がバッテリーの容量を上回るほど大きい車です。

診断方法は電流計をセットしておいて、取り合えずヒューズボックスのヒューズを抜いていく。一番変化が大きい部分が怪しいです。

純正状態では、どこかトラブルが起こらない限りは暗電流が増えることはありません。板金などをして配線がレアショートを起こしている箇所があったりすると、見えないトラブルとして表面化することがあります。

あと怪しいのは後付けの電装品ですね。エンジンスターターも馬鹿にできない暗電流を使うものがあります。

バッテリーが上がる場合、容量を下げていないか点検を!

暗電流に問題がなくても、バッテリーがあがることも考えられます。

前に見た車では、バッテリーのサイズがおかしいものがありました。

純正指定のサイズが44B20なのに対し、装着されていたバッテリーはは28B19というサイズです。

バッテリー容量が3分の2位しかないのに加えて、車の中がかなり電装品であふれていました。

ナビ、ETC、シガーソケットから分岐させて、USBに変換してスマホの充電やらその他もろもろ。

バッテリーが元気な時ならまだしも、外気温が下がってくると比重も下がります。100あるバッテリーの性能が80くらいになってしまうことだってあります。

そんな時、サイズダウンしたバッテリーを装着して、エンジンがかからないというのは故障ではないわけです。

結構安価だという事でバッテリーの容量を下げている人がいますが、お勧めできません。バッテリーはきちんとしたサイズのものを付けてください。

それにしても、キーを抜いているのに光り続けるオーディオにはまいりました(笑)

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